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華やかさに欠けたジュネーブショーと勢い増すフォルクスワーゲングループジュネーブモーターショー2015(2/4 ページ)

華やかさに欠けた「ジュネーブモーターショー2015」。その一方でVolkswagen(フォルクスワーゲン)グループは、前夜祭イベント「フォルクスワーゲングループナイト」で、その勢いを見せつけた。自動車ジャーナリストの川端由美氏による、同イベントのリポートをお送りする。

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新型「トゥーラン」は「CarPlay」と「Android Auto」に両対応

 併せて、「トゥーラン」の新モデルも登場した。2015年9月に市場投入される予定だ。フォルクスワーゲンブランドのモジュラープラットフォーム「MQB」をベースにした5人/7人乗りのマルチパーパスビークルで、従来比で全長が130mm長く、ホイールベースも113mm長い。室内空間の拡大に加えて、5人乗りモデルでは1040lもの荷室容積を確保できる。LEDヘッドランプを採用した精悍な顔立ちにはなっているが、全体のデザインは大きく変わった印象はない。

新型「トゥーラン」の外観(クリックで拡大)

 搭載されるパワートレインのうち、ガソリンエンジン(最高出力110ps/150ps/180ps)とディーゼルエンジン(同110ps/150ps/190ps)ともに3種類ずつを選択できる。これらのうち、110psの出力を生むディーゼルエンジンを搭載した「1.6 TDI」は、7速DSGとの組み合わせにより、100km走行当たり4.1lという低燃費を誇る。ガソリンエンジンで最も低燃費のものは、「1.4 TDI」で100km走行当たり5.4lとなる。

 もう1つ、「App Connect(アップ コネクト)」の名称で、Apple(アップル)の「CarPlay」、Googleの「Android Auto」、そしてMirrorLinkなど、ほぼ全てのスマートフォンと連携可能な車載情報機器を用意しているのもトピックスだ。これにより、アップル、サムスン電子、HTC、ソニー、LG電子といった主要メーカーのスマートフォンの機能を、トゥーランで使えるようになる。

新型「トゥーラン」の内装
新型「トゥーラン」の内装。「CarPlay」や「Android Auto」と接続可能な「アップコネクト」が採用される(クリックで拡大) 出典:フォルクスワーゲングループジャパン

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