「CX-3」は国内クリーンディーゼル市場拡大の切り札:2014年は約8万台(2/3 ページ)
マツダは新開発の小型SUV「CX-3」を発表。クリーンディーゼルエンジン「SKYACTIV」と新デザインテーマ「魂動-Soul of Motion」を全面採用した“新世代商品”の第5弾となる。クリーンディーゼル専用車となるCX-3には、マツダが今後もクリーンディーゼルエンジン市場の拡大に注力していく姿勢が反映された。
運転座席は“スイートスポット”に
都市部での走行からアウトドアまで、さまざまなシーンでの利用を想定するCX-3は、運転座席の位置もあらゆるユーザーに配慮した設計が施された。高い着座位置によって得られる見晴らしのよさやスピード感の軽減、低位置にすることによる走行安定性や安心感の向上、都市部での利用に配慮し機械式立体駐車場の1550mm制限に対応する車高と、高い乗降性の実現という異なる複数のメリットや条件の中で、最も高い価値を提供できる“スイートスポット”に運転座席の位置を設定したという。
後部座席の位置は、前席よりも25mm内側に37mm高く設定されており、後席からでも前方が見やすく、乗員同氏が会話しやすいよう配慮されたレイアウトとなっている。空車時の最低地上高は、未舗装路でも余裕を持って走行できるよう160mmに設定された。タイヤは16もしくは18インチを装備するが、最小回転半径は5.3mとなっており、都市部や駐車場などでの扱いやすさにも配慮された設計となっている。
魂動デザインに呼応したインテリアデザイン
インテリアは、新世代商品の大きな特徴である“魂動デザイン”に呼応する世界観として、空間造形の統一感と素材の質感や表情づくりに徹底してこだわり、先鋭的かつ上質なデザインが追求された。ドア部分や、空調機器の一部には魂動デザインのイメージカラーである赤がアクセントとして配色されている。
コクピット周辺は、新世代商品に共通するドライバーが走りを楽しむことに集中できる空間を構築。マツダのヒューマン・マシン・インタフェース(HMI)思想「Heads-up Cockpit」のコンセプトに基づき、ドライバーを中心にメーターやディスプレイを適切に配置したという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.