Vocademy主催の「Inland Empire Maker Faire」に行ってきた:Geeks便り(2/2 ページ)
モノづくりアイデア投稿交流サイト「Geeks」からワクワク感あふれるトピックスを紹介する「Geeks便り」。 今回はMaker SpaceであるVocademyが主催したイベント「Inland Empire Maker Faire」(IEMMF)を紹介する。
こちらは中学3年生が2週間で作り上げた「学校」のプロジェクトです。2人1組になってまず詩を作ります。そしてその詩が意味するものを歯車を作って表現するというものですが、デザインはIllustratorを使い、レザーカッターを使って歯車を作ります。何故歯車かというと「昔から人と人との関係は歯車を使って表されることが多い。また歯車の大きさや歯の形から回転速度の関連や潤滑さを学べる」ということからだそうです。
右の写真(以下)の子どもたちが体験しているのは、ろ過です。左の写真(以下)のように通常石と砂を活用してろ過するのですが今回はコットンボールとコーヒーフィルターを使用してろ過しています。
廃木材を使って手で彫り上げたプランターもありました。植えられている花々となかなか調和してすてきですね。
アンティークなものを使って作られたロボットたちですが、よく見るとトースター、カメラ、ラジオ、お茶の缶などが使われています。製品の殆どが1950-1960年代のものだそうです。いったんはゴミ扱いされたものが素敵なロボットとして生まれ変ったのがうれしいのか!? ロボットの表情が生き生きしている気がするのは私だけでしょうか?
またまた出会ったカップケーキ号です。こちらの方は娘さんと3カ月を費やして完成させたそうです。中身は3輪自転車にエンジンを付けたものでした。
そしてこちらがGeeksのブース。今回気になったのは数人の人に「あ、これ見たことある!」と言われたことです。もしかしたらカンサス、デトロイトMakerFaireに出展した際にたくさんの方がビデオ・写真を撮っていかれたのでソーシャルメディアを通してどこかで見かけたのでしょうか? なんだかわくわくします。どの作品も人気で熱心な方はパッケージに載っているWebアドレスを書き留められていました。
全国規模のMaker Faireに負けないくらい新しい発見があった今回の第1回 IEMMFですが、地元の方が手作りされたものが多く温かみある作品であふれていたものとなりました。
https://geeks-keyofmake.com/geeks_map
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