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想定外な使い方考えて! ――国内最大のハッカソン「Open Hack Day Japan 3」、3月に開催ハッカソンイベント(1/4 ページ)

2015年3月にヤフー主催の国内最大のハッカソン「Open Hack Day Japan 3」が開催される。それに先立ち同年2月8日にカンファレンスが開催された。

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 「Open Hack Day Japan」はヤフーが開催する、一般人を対象としたハッカソン(※)だ。このハッカソンは複数の企業から最新ソフトおよびハード、サービスが提供されるのが特徴の1つで、発売前の製品に触れるチャンスもある。


カンファレンスの様子

 2015年3月7、8日の2日間にわたって開催される「Open Hack Day Japan 3」に先だって開かれたカンファレンスの冒頭では、「基本的に自由な発想で、面白いと思うものを24時間で実装するイベント。ここにいる皆さんはすでにアイデアをお持ちだと思う。その一端に、協力企業の魅力的なデバイスやAPIなども加えてもらいたい」と、ヤフーでこのイベントを統括する武居秀和氏により趣旨が語られた。


ヤフー サービスマネージャーで「Open Hack Day Japan 3」統括の武居秀和氏
※「ハッカソン」(Hackathon)は、ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語。1日もしくは数日の短い時間で、与えられたテーマに対して、解決策を求めるイベントのこと。

 カンファレンスでは、協力企業が提供の内容や制作例を紹介し、そのあとマッチングとアイデアソンが行われた。ここでは当日の提供13社のプレゼンの概要を紹介する。

インテル

 インテルは同社の超小型コンピュータ「Edison」の開発プラットフォームを提供する。同社は2014年1月に「Galileo」、続いて同年10月には「Edison」を発売、さらに2015年後半、ボタン型の超小型モジュール「Curie」も販売開始する予定だ。「IoTはどんどん小さく見えなくなっていく。Webプログラマーにうまく活用していただき、(新しいものを)作ってもらいたい」(インテル)。Intel Edisonは、多くの開発言語が扱え、ユーザーコミュニティも数多く存在する。

(左)インテルでの提供予定品、(右)インテルのハッカソンでの作品例

アスラテック

 アスラテックが提供するのはロボット制御マイコン基板「V-Sido CONNECT」だ。一般販売に先駆けて開発素材として提供する。ロボットを動かすための複雑な計算は「V-Sido」が処理し、JavaScriptなどのWeb系言語によって動かせる。

 今回のハッカソンで提供する素材は、V-Sido CONNECT、インテルのEdison(Breakout Board)、二足歩行ロボット「GR-001」(対応は本ロボットのみ)。台数に限りがあるため先着順で事前登録が必要とのことだ。

(左)V-Sidoによってロボットをブラウザで動かす、(右)V-Sido CONNECT

アルプス電気

 アルプス電気が提供するのは、人差し指の上に乗る超小型マルチセンサーモジュールだ。6軸センサー、気圧、UV、照度、気温、湿度、Bluetooth Smartモジュール・アンテナを備える。気圧センサーは仕様上の検出精度こそ0.5mだが、実際は数cmでも感知できるという。このセンサーモジュールを使って、建物内で人の上下移動による位置把握や、不快指数、気分の変化などを通知するといった応用例を紹介していた。


メガネに搭載したアルプス電気の小型センサーモジュール
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