サスペンション変更の新型「アルファード/ヴェルファイア」が目指す“高級感”:「オデッセイ」「エルグランド」と比較(1/5 ページ)
トヨタ自動車は3ナンバーサイズのミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」の7年ぶりとなるフルモデルチェンジを発表。「大空間高級サルーン」を開発コンセプトに、ミニバンでありながら高級セダンのような基本性能と、広い車室内空間の両立させたという。
トヨタ自動車は2015年1月26日、東京都内で会見を開き、同社のミニバン「アルファード」と「ヴェルファイア」の7年ぶりとなるフルモデルチェンジを発表した。「大空間高級サルーン」を開発コンセプトに、ミニバンでありながら高級セダンのような基本性能と車室内の快適性を追求したという。同日より販売を開始する。月間販売目標台数はアルファードが3000台、ヴェルファイアが4000台。価格は両車はともに319万7782円から。
これまでにない高級車の概念の創出を
会見に登壇したトヨタ自動車 製品企画本部 主査の吉岡憲一氏は、新型アルファード/ヴェルファイアについて「ミニバンの頂点を目指すという従来の考え方を捨て、“大空間高級サルーン”というこれまでにない高級車の概念の創出を目指した。インテリア、エクステリアともに高級感を感じられ、さらに家族でゆったり楽しい時間を過ごせる。これらが共存する車は世界的にも他にはない」と自信を示した。
デザインテーマは「豪華・勇壮」/「大胆・不敵」
エクステリアデザインのテーマはアルファードが「豪華・勇壮」、ヴェルファイアが「大胆・不敵」。どちらも重厚かつ躍動感のあるサイドビューが意識された。アルファードは、アッパーグリルとロアグリル一体化させたメッキ加工の大型フロントグリルを備えており、「アルファードならではの大胆かつアクのある華やかさを演出した」(吉岡氏)という。ヴェルファイアについては「無垢の金属から削りだしたようなフロントグリルに、二段ヘッドランプを鋭くかみ合わせ、ダイナミックなアンダーバンパーで支える構成により、顔全体で押し出しを表現した」(同氏)としている。
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