広い動作温度に対応する産業用イーサネットスイッチ6種が発売:FAニュース
ハイテクインターは、−40℃〜+75℃の広い動作温度に対応した産業用イーサネットスイッチ「HES-4300」シリーズの販売を開始した。SFPポート搭載やPoE+対応モデルなど、6種をラインアップしている。
ハイテクインターは2014年12月11日、広い動作温度に対応した産業用イーサネットスイッチ「HES-4300」シリーズの販売を開始した。SFPポート搭載やPoE+対応モデルなど、6種をラインアップしている。
HES-4300シリーズは、−40℃〜+75℃の広い動作温度に対応し、過酷な温度環境でも利用できる。また、DINレール設置にも対応した。電源はDC12〜58Vで、PoE使用の場合はDC48〜57Vとなっている。
インタフェースには、ギガビット対応のRJ-45ポート(10/100/1000BASE-T)をそれぞれ4〜8ポート搭載する他、「HES-4305-F」「HES-4305PL-F」「HES-4308-F2」では、SFP(100/1000BASE-SX/LX/LH)を1〜2ポート搭載した。すべて同時利用が可能で、PoE対応モデル(型番PL)のRJ-45ポートは、IEEE802.3af/at準拠のPoE+に対応している。また、光ポート搭載モデルは、すべてSFPポートのため、長距離データ伝送を高速で行いたいなど、ネットワーク構築の多様なニーズに対応できるという。
各種交通システム、工場・各種プラントの監視などの過酷な温度環境での通信インフラとして利用できる他、工場・商業施設、大規模集合住宅などでの広域ネットワークの構築、メディコンとスイッチを統合して省スペース化、配線を簡略化したい場合などにも使用できる。
標準価格(税抜き)は、2万4000円〜4万8000円で、オプションとして3種のSFPモジュールがある。
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