アズビル、タイの新工場が生産開始、東南アジアの主要生産拠点に:工場ニュース
アズビルプロダクションタイランドが同国内に建設していた新工場が完成し、生産を開始した。今後は東南アジアにおける主要生産拠点として、生産品目を拡大していく。
アズビルは2014年12月8日、azbilグループの海外生産現地法人であるアズビルプロダクションタイランドが同国アマタナコン工業団地内に建設していた新工場が完成し、同月4日に生産を開始したと発表した。
azbilグループでは、グローバルでの市場拡大や国内ユーザーの海外シフトが進む中で、グローバル規模での生産・調達・ロジスティックス体制の整備を進めている。新工場の稼働もその一環で、今後は東南アジアにおける主要生産拠点として、生産品目を拡大していくという。
新工場の敷地面積は約2万m2で、事務棟を含む総床面積は約7800m2。品質マネジメントシステム規格 ISO9000も取得した。温度調節計の生産から開始し、2015年以降は空調用コントローラや光電センサーなど、生産品目を順次拡大していく予定だ。
なお、同国内には、工業用・建物用に関するオートメーション製品の販売、エンジニアリング、施工、メンテナンスを行うアズビルタイランドもある。新工場稼働を契機に、同グループの強みである省エネルギーやメンテナンスサービスなどの現場密着型のソリューションを積極的に提供していく。
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