ニュース
新金宝グループ、タイにプリンタ専用の新工場を建設:工場ニュース
傘下のカルコンプ・エレクトロニクス・タイランド向けに、タイ・ペチャブリ工場敷地内にプリンタ専用の新工場を建設した。20本の組み立てラインを配置し、2015年1月から稼動開始する。
台湾の電子機器受託製造サービス(EMS)の新金宝グループは2014年12月4日、タイ・ペチャブリ工場敷地内に建設を進めていたプリンタ専用の新工場が完成したと発表した。傘下のカルコンプ・エレクトロニクス・タイランド向けの工場で、月内に生産設備を搬入し、2015年1月から稼動開始する。
新工場は、新金宝グループにとってタイ国内で9番目、ペチャブリ工場敷地内で6番目の工場となる。延床面積は約5.5万m2で、1階に射出成型機、2階に20本の組み立てラインを配置するという。
また、タイ国内の既存工場は、ISO14001、ISO9001、OHSAS18001、IECQ QC08000、TL9000、ISO/TS 16949の各種認証を取得しているが、今後新工場でも各認証取得に向けて申請を行う予定だ。
新金宝グループは、これまで主に中国でプリンタを生産していたが、今後はタイでの生産強化にシフトするという。新工場では、主にプリンタ・複合機などの情報機器を生産し、日本を含む世界のプリンタブランドに提供していく。
FAメルマガ 登録募集中!
MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。
ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- タイ軍事クーデター下の日系製造業、影響は軽微にとどまるのか
軍事クーデターにより予断を許さない状況にあるタイ。しかしタイには多くの日系製造業が進出している。タイの現地の様子はどうなっているのか。また製造業を取り巻く環境にはどういう影響があるのか。タイ駐在の藤井氏が見た現地の姿を報告する。 - タイのEMS企業、生産計画はどうなっている
タイには多数の日本企業が進出している一方で、地場の製造業も立ち上がってきている。タイの現状はどうなっているのか。タイ駐在の藤井氏が見た製造業の姿を連載形式で報告する。 - ベトナム生産現場、効率向上の道はようやくスタートライン
チャイナリスクなどからASEANへの工場シフトを進める日本企業が増えているが、進出先として注目されている地域の1つがベトナムだ。タイ駐在の藤井氏による本連載だが、今回はベトナムに出向きベトナム・ハノイ地域の状況を紹介する。