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三菱重工、グループの鋳造工場を再編、広島・長崎を閉鎖し神戸に集約工場ニュース

鋳造品の生産体制を2015年4月1日付で再編し、グループの鋳造工場を神戸造船所 二見工場に集約する。鋳造関係の機能を1つの工場に集約することで、内製コストを低減し、操業変動に耐え得る体制を構築する。

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 三菱重工業は2014年11月13日、鋳造品の生産体制を2015年4月1日付で再編すると発表した。グループの鋳造工場を神戸造船所 二見工場に集約し、広島製作所と長崎造船所(三菱日立パワーシステムズ 長崎工場)の鋳造工場は閉鎖する。

 鋳造技術は、同社のグループ全体のモノづくりや開発に必要不可欠な技術だが、内製量の減少により、3工場の運営体制を維持することが困難な状況にあったという。今回の再編は、中長期の技能伝承や技術開発、QCD(品質・コスト・納期の管理)強化、技術者育成、海外ビジネスパートナーを指導するための人材育成を行う体制の構築が目的となる。

 鋳造関係の機能を1つの工場に集約することで、内製コストを低減し、操業変動に耐え得る生産体制を構築する。また生産技術の一元化により、鋳造品開発力の強化と国内外のビジネスパートナーを活用した、総合的な競争力の向上を図るという。

 今後鋳鍛センターは、火力、コンプレッサ、原子力、製鉄機械などの鋳造品の内製や国内外パートナーの育成指導、全社鋳造製品への技術支援など、鋳造に関する取りまとめを担うことになる。

 同社では、鋳造工場の生産体制構築により固定費を縮減し、拠点集約による人員・設備リソースを最大限活用して、グループ事業の競争力強化に取り組むという。

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