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横浜ゴムが旭川競馬場跡地に新テストコース、面積は従来比4倍に:製造マネジメントニュース
横浜ゴムが旭川競馬場跡地を取得した。同所に、乗用車およびトラック・バス向けの冬用タイヤの各種試験路をはじめとするタイヤのテストコースを建設し、2015年末から運用を開始する。
横浜ゴムは2014年11月13日、同年10月28日に旭川競馬場跡地(北海道旭川市)を取得するため、上川生産農業協同組合連合会と土地建物売買契約を締結したと発表した。同所に、乗用車およびトラック・バス向けの冬用タイヤの各種試験路をはじめとするタイヤのテストコースを建設し、2015年末から運用を開始する計画である。また、夏用タイヤテストの一部も実施する予定だ。
横浜ゴムはこれまで、旭川市北に隣接する上川郡鷹栖町に保有するテストコース「T*MARY(ティーマリー)」で冬用タイヤのテストを行ってきた。しかし、タイヤ事業規模の拡大に対応するとともに、より高水準のタイヤ評価を行うため、さらに大規模な冬用タイヤテストコースの建設を検討していた。
新たに取得する旭川競馬場跡地の土地面積は約86ヘクタールで、T*MARYの約4倍の広さとなっている。また自動車で、旭川駅から15分、旭川空港から10分と交通アクセスも良好である。
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