ツタヤで3Dデータが入手可能に? 3Dデジタルサービス事業で3社が業務提携:メカ設計ニュース
ケイズデザインラボは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ、アマナの2社と、3Dデジタルサービス事業における業務提携を発表した。2014年11月より、3社共同で3次元(3D)ツールを活用したセールスプロモーションや、3Dデータの配信サービスなどを提供する
3次元デジタル技術の開発や3次元ツールのコンサルタントおよび販売を手掛けるケイズデザインラボは2014年10月27日、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC)、エンターテインメント映像事業などを手掛けるアマナの2社と、3Dデジタルサービス事業における業務提携を発表した。同年11月より、3社共同で3次元(3D)ツールを活用したセールスプロモーションや、3Dデータの配信サービスなどを提供していくという。
今回の業務提携および、それに伴うサービスの提供において、ケイズデザインラボは事業管理や3Dデータの制作/管理などを担当する。CCCは同社が運営するTSUTAYA事業のネットワークやエンターテインメントコンテンツの提供を行い、アマナが広告分野のネットワークやクリエイティブリソースの提供、キャンペーンプロデュースなどを行う。各社が手掛ける事業の強みを結集し、B2B/B2Cを問わず総合的な3Dデジタルサービスを提供していくという。
B2B分野向けのサービスでは、3Dツールを活用した広告やセールスプロモーションの企画提案や、商品・サービスの開発支援に加え、3Dツールを利用した製造支援およびコンサルティングも行う。また、3Dプリンタを活用したキャンペーン企画や、カスタマイズ製品の製造支援も行われるという。
B2C分野向けのサービスでは、エンターテインメント分野を対象に、3Dデータコンテンツのダウンロードサービスも提供する。配信プラットフォームなどは、独自に立ち上げるとしており、さまざまな企業とのコラボレーションによる限定製品やサービスの販売なども行うという。こうしたユーザープラットフォームの運営や、データビジネスの構築はCCCが担当する。
これらのサービスに加え、3Dツールを活用したモノづくりの研究開発を行う「デジタルファブリケーションファーム」の構築・運営や、教育機関や企業を対象に3Dツールに関する教育カリキュラムやシステムの開発/販売も行っていくとしている。
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