ニュース
東芝、上半身が自然に動く“人間らしい”ロボットで介護福祉市場へ:CEATEC 2014 開催直前情報
東芝が「人間らしい容姿で腕や手が自然な動きをするコミュニケーションロボット」を開発、「CEATEC JAPAN 2014」にて参考展示する。2020年をめどに、介護福祉分野へ投入する。
東芝は2014年10月6日、「人間らしい容姿で腕や手が自然な動きをするコミュニケーションロボット」を開発、「CEATEC JAPAN 2014」(2014年10月7〜11日、幕張メッセ)の同社ブースにて参考展示する。
同社とエーラボ、大阪大学、芝浦工業大学、湘南工科大学の共同開発によるもので、東芝の多関節制御アルゴリズム、芝浦工業大学と湘南工科大学のロボット駆動・モーションセンサーを応用した動作技術、エーラボと大阪大学による人間らしい容姿と表情の表現技術などを組み合わせることで、上半身が自然に動く“人間らしい”ロボットの実現に成功したという。
現時点では簡単なあいさつや手話を披露するにとどまるが、2020年をめどに各種センサーや音声認識、メカ制御などを総合し、高齢者や認知症患者の話し相手、手話ロボット、見守りロボットなど、福祉やヘルスケア分野での投入を狙う。
ロボット開発の最前線
あらゆる技術の集大成といわれる「ロボット」をテーマに、産業、レスキュー、生活支援/介護分野などにおけるロボット開発の実情や、関連する要素技術、研究開発、ロボットコンテスト、ロボットビジネスの最新動向などをお届けする。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 富士ソフト、人間型ロボット「PARLO」の活用アイデアコンテスト
富士ソフトはコミュニケーションロボット「PALRO」の活用アイデアとアプリケーションを募集する「第2回PARLOコンテスト」を9月1日より実施すると発表した。 - ソフトバンクが「Pepper」事業の人材募集を開始
ソフトバンクモバイルはパーソナルロボット「Pepper」事業の人材募集を開始した。「ビジネスプロセスリーダー」「プロダクトコンサルタント」「経営企画」の3職種について募集する。