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IoT時代はマーケットインの発想で乗り切れ電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

IoT時代には、システムや製品の性能向上によるアピールではなく、まず需要ありきで考えるマーケットインの発想が大切になってきます。

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 この記事は、2014年9月24日発行の「電子機器設計/組み込み開発メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


IoT時代はマーケットインの発想で乗り切れ

 ITのみならず、組み込みの業界においても「IoT」(Internet of Things)という言葉が話題になるようになって久しいですが、利用者側のメリットからするとユビキタスやM2M、クラウドという言葉をキーとして説明されてきたものと大差なく、個人的にも、モヤっとした印象をぬぐうことができませんでした。

 「IoT」を言葉として定義すれば、「モノのインターネット」という直訳が示すよう「さまざまなモノがインターネットでつながる世界」となるでしょう。ただ、それだけでは仕組みを定義したに過ぎません。より現状に即した解釈をすれば、「センサーを備えたモノがインターネットでつながり、その背後にはビックデータが存在する」となりますが、それでも具体性に欠けるイメージしか喚起させません。

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