高速3Dフルボディースキャナ「Artec Shapify Booth」――日本での展示は初:3Dプリンタニュース
Artecグループは、高速3Dフルボディースキャナ「Artec Shapify Booth(アーテック・シェイピファイ・ブース)」を、2014年9月17〜19日に開催される「Inside 3D Printing Conference & Expo Tokyo」で展示する。
ルクセンブルクに拠点を置くArtecグループは、高速3Dフルボディースキャナ「Artec Shapify Booth(アーテック・シェイピファイ・ブース)」を、2014年9月17〜19日に開催される「Inside 3D Printing Conference & Expo Tokyo」(会場:東京ビッグサイト)で展示すると発表した。「日本での展示は初めて」(同社)だという。
Artec Shapify Boothは短時間で全身をスキャンし、フィギュア用の3Dモデルデータを生成することが可能なシステム。
スキャンを行うブースには、広視野で高解像度の3Dスキャナと回転リグが搭載されており、全身を12秒でスキャンできる。独自アルゴリズムにより、キャプチャーした700ポイントの面を、3〜5分程度で3Dプリント可能なモデルデータとして自動的に融合・生成する。そして、生成された3Dモデルデータは同社の3Dプリントセンターで、8インチのフルカラーミニチュア像として出力できる(1週間以内にお届け)。
なお、スキャンブースは搬送可能で、特別な組み立ても不要。スペースさえあればどこでも設置することができる。Artecグループは、日本の販売代理店であるデータ・デザインと連携し、イベントやプロモーション、エンターテインメント向けにレンタル提供および販売を行う予定だという。
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