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EVスポーツカー「トミーカイラZZ」、職人仕上げ品質のデジタル管理で提携:ベンチャーニュース
電気自動車(EV)ベンチャーのGLMと機械工具メーカーのKTCは、2014年7月から出荷を開始したGLMのEVスポーツカー「トミーカイラZZ」の生産品質向上に向けて提携する。
電気自動車(EV)ベンチャーのGLM(旧社名:グリーンロードモータース)と機械工具メーカーのKTCは2014年9月10日、同年7月から出荷を開始したGLMのEVスポーツカー「トミーカイラZZ」の生産品質向上に向けて提携すると発表した。
トミーカイラZZは、電動システムやリチウムイオン電池パックなどを収めた独自開発のEVプラットフォームに、樹脂製のボディカウルを組み付けた構造のEVスポーツカーである。間もなくGLMの舞鶴工場(京都府舞鶴市)で本格量産を始める予定だ。
GLMによると、「トミーカイラZZはマクラーレンやフェラーリのスポーツカーと同様に、1台1台を職人の手作りで製造する方針」(GLM社長の小間裕康氏)。舞鶴工場では、職人が仕上げるハンドメイドの繊細さと、自動車の製造に必須となる安全安心の品質水準の向上を両立させるための準備を進めている。そこで、KTCのデジタルトルク管理ツール「デジラチェ[メモルク]」を用いることで、組み立て工程におけるオンタイムでのデジタル管理による品質向上とともに同工程の履歴(トレーサビリティ)管理も行う計画である。
トミーカイラZZの特徴の1つが「京都発」であることだ。GLM自身が京都大学発のベンチャー企業であり、GLMが本格量産を行う舞鶴工場は京都府内にある。部品サプライヤの多くが京都の企業だ。今回提携するKTCも、京都に本社を置く機械工具メーカーである。
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