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アイシン精機がヴィッツに出資、車載ソフトウェアの複雑化やISO26262に対応:車載ソフトウェア
アイシン精機は、組み込みソフトウェアの開発用ツールや受託開発を手掛けるヴィッツの第三者割当増資を引き受けることで合意した。
アイシン精機は2014年8月29日、組み込みソフトウェアの開発用ツールや受託開発を手掛けるヴィッツが実施する第三者割当増資を引き受けることで合意し、同社株式の10.7%を取得したと発表した。
急速な自動車の電子化による車載システムの制御開発が複雑化や車載ソフトウェアの大規模化が進む中で、機能安全やセキュリティに関わる技術開発の重要性が増している。アイシン精機は、システム/メカ/ソフトウェア一体での商品企画と開発を加速し、機能安全設計の体制強化と開発効率の向上を図るため、自動車の機能安全規格であるISO 26262に準拠する車載ソフトウェア開発やツール活用などで評価の高いヴィッツへの出資を決めた。ヴィッツは、アイシン精機から調達した資金で経営基盤の強化を図るとともに、アイシン精機との人材交流や研究開発プロジェクトを通じて最先端の技術開発に取り組むとしている。
ヴィッツの年間売上高は10億900万円で従業員数は107人。ヴィッツは、アイシン精機とアイシングループのソフトウェア開発子会社であるアイシン・コムクルーズが、2013年3月に、両社のソフトウェア開発プロセスについて、自動車向けの機能安全規格であるISO 26262に準拠しているという第三者認証を取得する際に支援するなど、以前から交流があった(関連記事:アイシン精機がソフト開発プロセスでISO26262認証を取得、グループ子会社と)。
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