米iRobotの床拭きお掃除ロボ「ブラーバ」はどれだけ実用的か(動画あり):「ルンバ」に続くヒット商品となるか(2/4 ページ)
「ルンバ」シリーズを手掛ける米iRobotの新型ロボット、「ブラーバ380j」が上陸した。「床拭き」専用となる本製品を試用した感想を、動画を交えながらお伝えしたい。
最大112畳まで掃除可能
ではブラーバの仕組みについて、具体的に見ていこう。
ブラーバ本体の大きさは244(幅)×216(奥行き)×79(高さ)mmで、重量は約1.8kg。前方下面にクリーニングパッドが取り付けられており、左右の両輪で進む方式だ。クリーニングパッドはドライモード用とウェットモード用の2種類が付属。ウェット用のクリーニングパッドにはタンクが内蔵されており、清掃時に水を供給することができる。
クリーニングパッドに装着するクロスは、洗えば何度も再利用できる。ドライモードでは、付属クロスの代わりに、市販の使い捨て掃除用シートを装着することも可能。使い捨ての方が良ければ、そちらを選択すれば良いだろう。
バッテリーは約2000mAhのニッケル水素電池を内蔵。ドライモードでは最大約4時間、ウェットモードでは同2.5時間まで利用できる。ウェットモードの方が稼働時間が短いのは、ドライモードと清掃パターン(後述)が異なり、消費電力が大きいためだ。なおルンバは自動充電機能を備えるがブラーバにはないので、手動で充電する必要がある。
また最大稼働面積は、ドライが最大約56畳でウェットが同20畳となる。前述の稼働時間は電力的な事情から来る制約であるが、この稼働面積はナビゲーション上の理由による制約だ。ブラーバは自分の位置を確かめるために、目印となる「NorthStarキューブ」を部屋の中に置く。これを追加すれば、ドライ時の稼働面積を112畳まで拡張することが可能だ。
清掃に要する時間は、環境によって大きく異なるのだが、参考までに、我が家の子ども部屋(6畳)で試したところ、ドライモードで12〜3分、ウェットモードで30分程度かかった。基本的に、テーブルや椅子などの障害物が多ければ、清掃時間はもっと長くなるだろう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.