「全ての工程を日本国内で」――日本の技術力を注ぎ込んだiPhoneケースとは:Made in Japanの技術力(1/2 ページ)
アパレル製品やiPhoneケースなどの企画販売を手掛けるDAQが2014年5月29日に発表した、ジュラルミン製iPhoneバンパー「SQUAIR Duralumin Bumper Quattro for iPhone 5s/s」。非常に高級な部類に属するiPhoneバンパーだが、そこには日本の高い技術力を生かした“Made in Japan”のモノづくり精神が込められていた。
アパレル製品やiPhoneケースなどの企画販売を手掛けるDAQは2014年5月29日、東京都内で新製品発表会を開催し、ジュラルミン製iPhoneバンパー「SQUAIR Duralumin Bumper Quattro for iPhone 5s/s」(以下、クアトロバンパー)を発表した。色はブラック、シルバー、ゴールドの3種類で価格は5万円(税抜き)。同社の直販サイトから購入することができる。
これは同社のデバイスケースブランド「SQUAIR」の新製品だ。同製品は、「Made in Japan」を製品コンセプトの1つに挙げており、その製造工程の全てをSQUAIRに協力・賛同する日本国内の協力企業が手掛けている。同年5月8日には、バンパーと同じ“純日本製”のジュラルミン素材のiPhoneケース「SQUAIR Duralumin Mesh Case for iPhone 5s/5」(以下、ジュラルミンメッシュケース)(10万8000円、税抜き)を発表している。
「日本って技術を売り込むのが下手だと思う」
DAQ 代表取締役の後藤鉄兵氏は会見で、「iPhoneアクセサリーの市場規模は2兆円といわれているが、そのほとんどが中国など日本以外の国で作られている状況。自分はそれをすごく悔しいと思っている。日本は本当に技術を売り込むのが下手だなと感じている。自分はそんな状況がすごく悔しい。だから、われわれのようなマイノリティなベンチャーが日本の高い技術力を生かして、自分たちにしかできない個性的な商品で世界と勝負したい」と「Made in Japan」にこだわる理由について説明した。
また、その価格戦略について「iPhoneケースは時計などと違い、まだ高いものを身に付けて他人と差別化するといった文化がない。でもそれは最近変わりつつあると感じており、そういった市場を新たに切り開いていきたい」と語った。
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