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製造業は残業が少ない? 業種・職種別の残業時間ランキングをヴォーカーズが発表キャリアニュース

残業時間を職種別に見ると、20位にようやく「医療用具・医療機器の研究・開発」(56.67時間)が入るのみで、他業種と比べて比較的残業時間が少ない傾向となっている。

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 ヴォーカーズは2014年6月24日、残業時間についての調査レポートを発表した。

 同調査は、就職・転職リサーチサイト「Vorkers」に投稿された約7万件の社会人による在籍企業の評価データから、「残業時間」を対象にデータを集計・分析したもの。残業時間には振替休日・代休のない休日出勤も含み、年齢や在籍する業界・職種などの軸で分析している。

 同調査によると、残業時間(月間)の全体平均は約47時間。時間別では「30時間」(14.5%)が最も多く、次いで「40時間」(14.5%)、「20時間」(13%)となっている。月間の平均勤務日数を約20日とした場合、1日当たりの残業時間が1〜2時間程度の人が41.2%を占める結果になった。

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平均残業時間(月間)別の回答者割合

 年齢・年収別の平均残業時間(月間)については、どの年代ともおおむね年収が高い人ほど残業時間が長い傾向に。特に、35〜39歳で年収2000万〜3000万円の人は、平均残業時間が月75時間以上となっている。

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年齢・年収別の平均残業時間(月間)

 業界別に残業時間(月間)を見ると、1位「コンサルティング、シンクタンク」(83.5時間)、2位「広告代理店、PR、SP、デザイン」(78.6時間)、3位「建築、土木、設計、設備工事」(70.8時間)だった。

 製造業では、上位30位以内に10業界がランクイン。10位「住宅設備、建材、エクステリア」(56.59時間)、11位「ゲーム関連、玩具」(53.71時間)、12位「印刷、紙・パルプ、書籍、パネル」(53.05時間)など、残業時間50時間を超える業界が比較的上位に入った。

 一方、残業時間の短い業界として、「自動車、自動車部品、輸送機械」「日用品、化粧品」「化学、石油、ガラス、セラミック」などの製造業が挙げられている。これらの業界は社歴が長い企業が多く、人事制度が確立されていること、また労働組合を持つ企業が多いことから、残業時間に対しても組織的な歯止めがかかっていると考えられる。

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業界別残業時間(月間)ランキングTOP30

 職種別では、1位「戦略コンサルタント」(86.29時間)、2位「マーケティングコンサルタント」(85時間)、3位「CIO、CTO」(80時間)の順で残業時間が多く、上位は業界ランキングとほぼ同じ。

 製造業に関わる職種については、20位に「医療用具・医療機器の研究・開発」(56.67時間)、23位に「営業(法人向け)」(55.94時間)、24位に「営業マネージャー・営業管理職(55.89時間)」が入るのみで、他業種と比べて比較的残業時間が少ない傾向となっている。

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職種別残業時間(月間)ランキングTOP30

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