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Tシャツを丸ごとセンサー化、測定しにくい場所の圧力測定が容易に医療機器 開発・製造展(MEDIX) 2014

タカノが「医療機器 開発・製造展(MEDIX) 2014」で展示した圧力センサーは、見た目はTシャツそのものだ。床ずれ予防やリハビリなど、医療用途を想定しているが、ランドセルメーカーや下着メーカーなども興味を示しているという。

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 オフィス家具や健康器具などの製造/販売を手掛けるタカノは、「医療機器 開発・製造展(MEDIX) 2014」(2014年6月25〜27日、東京ビッグサイト)で、Tシャツの形をした布製の圧力センサーを展示した。同社はマット状の圧力センサー(センサーマット)「BodiTrak」を販売しているが、今回はその技術を生かしてTシャツタイプの圧力センサーに仕上げたという。どの部分を触っても正確に圧力を測定できるので、例えば肩甲骨付近のように凹凸がある場所でも、圧力を測定しやすくなっている。約200mmHgまでの圧力を測定可能だ。

 病院やリハビリセンターなどの医療機関/施設で、床ずれ防止やリハビリといった用途に使うことを想定しているが、タカノによればランドセルメーカーや下着メーカー、おむつメーカーなども興味を示しているという。ランドセルを背負った時に、どこにどれくらいの圧力がかかっているか、下着やおむつを着けた時の圧力はどれくらいかなどを測定するためだ。

左=Tシャツタイプの圧力センサー。生地は薄くて柔らかく、伸縮性がある。右=圧力分布を示したところ。左の画像で触っている部分の圧力を測定している(クリックで拡大)

 センサーマットのBodiTrakは、「寝る」「座る」といった動作の中で身体にかかる圧力を測定するために開発されたもの。現在はUSBケーブルをPCに接続してセンサーマットのデータを転送しているが、2014年秋ごろに、Bluetoothに対応するバージョンを発表する予定だという。

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