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異業種から人材を積極採用、「IT・インターネット」を抑えて「メーカー」が1位キャリアニュース

エン・ジャパンの調査では、異業種からの人材を積極的に採用している業種として「メーカー」(35%)、「IT・インターネット」(30%)、「商社」(22%)が挙げられた。

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 メーカーは異業種からの転職者の受け入れが多く、異業種転職する年代としては20代〜30代前半が中心になる――。エン・ジャパンが6月19日に発表した「異業種転職の実態」に関するアンケート調査で明らかになった。

 同社が運営する人材紹介会社集合サイト「エン 転職コンサルタント」上で、転職コンサルタント163名を対象にアンケートを取ったところ、「異業種への転職」を支援したことがあると答えたコンサルタントは73%。異業種からの人材を積極的に採用している業種としては、「メーカー」(35%)との回答が最も多く、続いて「IT・インターネット」(30%)、「商社」(22%)という結果となった。

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 これらの業種で異業種からの転職者が多い理由としては、「若手など、未経験者採用が多いため」(37%)、「異なる業種でも業務内容の変わらない職種・ポジションでの採用が多いため」(32%)、「他業種の技術・スキルを獲得・活用するため」(25%)といった回答が多く寄せられた。

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 異業種転職が多い年代として挙げられたのは、「30代前半(30才〜34才)」(50%)や「〜20代」(45%)との回答が多かったが、「30代後半(35才〜39才)」との回答も30%あった。

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 従来は未経験分野への挑戦が難しくなる年代と言われていた「30代後半(35才〜39才)」の異業種転職もある程度は可能なようだが、採用企業は年代によって転職者に期待することが違うようだ。

 35歳未満の若手の転職支援に当たるコンサルタントからは、企業は転職者に「新しい環境でも主体的に動ける行動力」(70%)、「慣習にとらわれない柔軟な思考」(56%)を期待しているとの声が多かったが、ミドル層の転職支援をすることが多いコンサルタントからは「経験業種での専門知識・専門スキル」(69%)、「慣習にとらわれない柔軟な思考」(61%)といった素養が求められるとしている。

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 同調査に協力したコンサルタントが、異業種転職者が持っておくべき心構えとして挙げたのは「謙虚に学ぶ姿勢」と「異業種へ転職する理由の熟慮」。「謙虚に学ぶ姿勢」については、「いくら経験やスキルがある方でも新しい業界であれば学ばなければならないことも多く、また業界によっても習慣は大きく変わります。今までの経験をそのまま生かしたいと思うのであれば、異業種転職はおすすめできません」「過去の成功例や自信をいきなり表現したり、新しい環境で自分の評価軸を部下に押し付けること。周りから結果的に愛されないと自分も生かされない」と指摘している。

 また「異業種へ転職する理由の熟慮」として、「自分の経験がいかに有効利用できる業界かどうか、今後も成長を見込める業界かどうかを見極めないと、異業種への転職を成功しても、その業界で長くキャリアを積むことが難しく、キャリア構築できないままに無為な時間を過ごしてしまう危険性がある」「『なぜ異業界へチャレンジするか』の動機を明確化する。現業界のノウハウを異業界にどのように活かせるかのPRが必要です」などの助言が寄せられている。

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