日立ソリューションズ東日本、計画管理機能を強化したプロジェクト管理ツールの新版を発表:製造マネジメントニュース
日立ソリューションズ東日本は、プロジェクト管理統合プラットフォーム「SynViz S2(シンビズエスツー)」の新バージョンを発表した。計画の変更管理機能などが強化され、スケジュールの変更や確定を把握するのための作業負荷が削減できるという。
日立ソリューションズ東日本は2014年6月19日、プロジェクト管理統合プラットフォーム「SynViz S2(シンビズエスツー)」の新バージョン「SynViz S2 Ver.1.3」を発表した。SynViz S2は、プロジェクト進捗の一元管理と「見える化」をWebブラウザ経由で提供する業務統合管理ポータルシステム。今回発表された新バージョンでは、プロジェクト完了までの最短工程を識別する機能や、計画の変更管理機能が強化され、スケジュールの変更や確定を把握するのための作業負荷が削減できるという。
表示機能の改良で作業効率を改善
今回の新バージョンの特徴は、表示機能の改良によりスケジュール管理を効率的に行えるようにしたことだ。プロジェクトの見直しがあった場合、前回の計画と見直し後の計画を同一画面で表示し、変更箇所を強調させる機能が追加されている。これにより、計画の変更箇所の把握に掛かる作業負荷を削減することができるという。
また、プロジェクトの最短工程の把握をサポートする表示機能も追加された。プロジェクト管理では、計画を最短で完了するための一連の工程(クリティカルパス)への影響を考慮したスケジュール管理を行うのが一般的だという。今回の新版では、最短工程の識別に加え、関連線で接続された前工程と後工程の間隔日数(余裕日数)を一覧で確認することが可能になった。
その他に、複数の部門や組織で行うプロジェクトをサポートする機能も強化された。作業担当者の進捗が計画と乖離(かいり)しそうな場合には、最新の作業予定を「見込み日程」として入力することが可能で、計画と作業の乖離度合いを適宜把握することができるという。また、計画の確定をプロジェクトメンバーへメール通知したり、計画の変更ができないよう制御するといったことも可能だ。
なお、この「SynViz S2」は東京ビッグサイトで開催される「第25回 設計・製造ソリューション展」(2014年6月25〜6月27日)で展示される予定だ。
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