ワーキングマザーが身近にいる影響、1位「時間に対する意識が向上」(74%):キャリアニュース
エン・ジャパンが発表した「ワーキングマザーに関する意識調査」によると、ワーキングマザーが職場にいることの影響は、1位が「時間に対する意識向上」(74%)、2位が「価値観の多様化」(70%)、3位が「未婚女性社員のキャリアイメージ醸成に寄与」(62%)となった。
エン・ジャパンは2014年5月31日、自社社員を対象に実施した「ワーキングマザーに関する意識調査」の結果を発表した。回答者は、ワーキングマザーが24名、その他社員が585名の全608名。
同調査によると、92%のワーキングマザーが、出産前より仕事への「意欲が上がった」(あるいは「変わらず高い」)と答えている。ワーキングマザーの8割が「自身のキャリア観・仕事観の変化」(79%)が仕事への意欲に影響を及ぼしていると回答。産休・育休という長期休みや育児を経験したことで、仕事に対する価値観が変わったことが伺えると指摘している。
またワーキングマザー以外の女子社員の69%が、「母親になっても働きたいと思いますか?」との質問に「はい」と回答。「いいえ」「分からない」と回答している社員のうち、最も多かった理由は、「将来の働き方をイメージできないから」(63%)となっている。
身近にワーキングマザーがいる社員に、ワーキングマザーが職場にいることでどのような影響を受けたかと尋ねた質問では、1位が「時間に対する意識向上」(74%)、2位が「価値観の多様化」(70%)、3位が「未婚女性社員のキャリアイメージ醸成に寄与」(62%)となった。一方、「ワーキングマザー」という言葉でイメージするものは、「家庭と仕事の両立が大変そう」が86%と圧倒的多数だった。
管理職が部下のワーキングマザーに困っていることは、「目標設定が適正かどうかの判断」(76%)が1位、僅差で「業務量が適正かどうかの判断」(74%)が2位、次いで「急に休んだ時の対応」と「時間の配慮」(共に56%)が3位となった。そして、管理職がワーキングマザーに求めたいことは、「時間内での生産性アップ」(70%)が1位、「業務を抱え込まないこと」(59%)が2位だった。
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