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多様化する自動車開発プロセスを一元化、NIのグラフィカルシステム開発環境:人とくるま展2014 開催直前情報
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は、「人とくるまのテクノロジー展2014」において、自動車開発の課題を克服するとともに、高い競争力を備えた製品や技術を創出できるプロセスイノベーションに貢献するグラフィカルシステム開発環境を紹介する。
日本ナショナルインスツルメンツ(日本NI)は2014年5月12日、「人とくるまのテクノロジー展2014」(2014年5月21〜23日、パシフィコ横浜)の出展概要を発表した。
日本NIが展示するのは、同社の「LabVIEW」を中核とするグラフィカルシステム開発環境だ。「自動車業界の課題は多様化する一方。エンジニアは最新テクノロジーに精通しつつ、プロダクトイノベーションの実現を模索している。プロダクトイノベーションを起こす上で必須となるのが、プロセスイノベーションだ。開発プロセスの改革を実現できて初めてプロダクトの改革が実現されるだろう。自動車開発における課題を克服し、高い競争力を備えた製品や技術を創出できるプロセスイノベーションに貢献するのが、われわれが提唱する“グラフィカルシステム開発”である」(日本NI)という。
日本NIの展示ブースには、組み込みソフトウェア開発における有力ベンダーやアライアンスパートナー21社が共同出展し、25種類以上のデモンストレーションを披露する予定。これら展示やデモを通して、グラフィカルシステム開発プラットフォームの利点を紹介する。
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