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トヨタ「86」がサスペンションなどを改良、価格も1万円値上げ:車両デザイン
トヨタ自動車がスポーツカー「86」をマイナーチェンジする。サスペンションなどを改良する一方で、税抜き価格も9000〜1万円程度値上げした。
トヨタ自動車は2014年4月9日、スポーツカー「86」をマイナーチェンジし、同年6月2日に発売すると発表した。
86は、2012年4月の発売時に、最も安価な「RCグレード」の税込み価格(消費税は5%)を199万円に設定したことが話題になった。今回のマイナーチェンジで、RCグレードの税込み価格(消費税は8%)は205万6909円になった。税抜き価格で見ると、マイナーチェンジ前の189万5238円から190万4545円と9200円程度の値上がりになっている。さらに上位の「Gグレード」や「GTグレード」、「GT“Limited”グレード」も、税抜き価格で9000〜1万円ほど値上がりしている。
今回の一部改良では、ショックアブソーバーのフリクション特性を見直すなど、サスペンションにチューニングを施し、操縦安定性と乗り心地をともに向上したという。この他、シャークフィンタイプのルーフアンテナを標準装備し、上位のGTグレードとGT“Limited”グレードのインストゥルメントパネルにカーボン調加飾を施す意匠変更を行った。
ボディカラーは、新色の「クリスタルホワイトパール」と「アイスシルバーメタリック」を追加。従来の「サテンホワイトパール」と「スターリングシルバーメタリック」が廃止されるため、全7色であることに変更はない。
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