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UWBでケーブルなくした「世界初」超音波診断装置、シーメンス「ACUSON Freestyle」自由な超音波検査を実現 医療機器ニュース(2/2 ページ)

シーメンス・ジャパンが、超音波プローブ部と本体との接続ケーブルをなくした超音波画像診断装置「ACUSON Freestyle(アキュソン フリースタイル)」を発表。「ケーブルレスの超音波画像診断装置は世界初」(同社)。無線通信にはUWBを採用した。

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無線通信にはUWBを採用

 本体との無線データ通信には同社独自のUWB(Ultra Wide Band:超広帯域無線通信)方式を用いており、本体との通信可能距離は約3mをカバーする。UWBは、広い周波数帯域幅にわたって電力を拡散させ、通信や測距を行う無線通信技術。世界各国でUWBに割り当てられている周波数帯は3.1G〜4.8GHz(UWBローバンド)と6.0G〜10.6GHz(UWBハイバンド)の2つがある。今回の新製品は7.8GHz帯のUWBを採用している。

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本体との無線データ通信にはUWB方式を採用

 「近距離での高速通信に対応し、ノイズに強く、位置検出の精度が高いという特徴からUWBを採用した。送信出力が低いので、他の医療機器への干渉が少ない。また、情報転送量が大きいので高精細な画像情報もリアルタイムに送信できる」(同社)。

 本体には15型のLEDディスプレイを搭載。外部モニタへの出力にも対応(D-sub15pin/1024×768ピクセル)している。誰にでもすぐに使える直感的なUIをプローブ側に採用。起動は30秒以内で行われ、走査モード(Bモード/カラードプラモード/パワードプラモード)の変更など、プローブから本体を簡単に操作することができる。プローブは走査方式や周波数が異なる3種類を用意した。

photophoto 本体には15型のLEDディスプレイを搭載(左)プローブは走査方式や周波数が異なる3種類を用意(右)
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実際の医療検査シーンでのデモンストレーション。ケーブルがある従来の超音波画像診断装置の場合、感染リスク回避のための滅菌カバーをケーブルにまで施す必要があった。また、滅菌カバーを被せたケーブルが患者の顔などに触れないようにする介助者も必要に
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ケーブルレスのACUSON Freestyleでは、滅菌カバーをプローブ部にだけ被せればよく、さらに本体操作やケーブルを保持する役割の介助人員を配置せずに1人で検査が行えるようになる

 「ワークフローの向上、広がる装置レイアウト、自由なアプローチ、感染リスクを低減、などACUSON Freestyleのメリットは大きい。“ケーブルがない”というだけで医療従事者は処置に集中できる」(同社)。

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