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白黒なのにカラーに見える!? モーターを制御して「ベンハムのコマ」を作ろう!:アイデア・ハック!! Arduinoで遊ぼう(7)(3/3 ページ)
頭の中のアイデアを「Arduino(アルドゥイーノ)」で実現!! 筆者と一緒にモノづくりの喜びや難しさを体験・体感してみよう。今回は、ArduinoでDCモーターを制御して「ベンハムのコマ」を作るぞ!! モーターの扱い方をマスターすれば、動きのあるガジェットも作れるようになる!
「ベンハムのコマ実験装置」を動かしてみよう!
それでは、実際に動かしてみてください!
いかがでしょうか? モーターの速度と回転方向をきちんと制御できているでしょうか?
聞くところによると、ベンハムのコマで色が見えるのは、錯視(目の錯覚)によるものなので、色の見え方には個人差があるそうです。筆者は、かなりゆっくりと回転させた方がきれいに見えました。
「ベンハムのコマ」で検索してみると“発展系”がたくさん公開されています。一番きれいに見えるパターンをぜひ探してみてください。
実験が終わったら、乾電池はケースから外しておきましょう。接続したままですとTA7291Pに電流が流れっ放しになります。ちなみに、今回の回路では、9Vの006P型乾電池は使用できません。モーターに電圧が掛かり過ぎる可能性があるからです。なぜ、そうなるのか? 疑問に思う方は、回路を見ながら分圧の計算をして確認してみましょう。
今回は、単にモーターを回すだけではつまらないので、ベンハムのコマで遊んでみました。モーター制御は、動きのある電子工作をするときには、欠かせない知識です。しっかりとマスターしておきましょう!
さて次回は、LCDにメッセージを表示させます。お楽しみに!! (次回に続く)
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