3D、AR、ジェスチャー技術を利用者視点で――NECソフト「UXイノベーション戦略室」新設:組み込み開発ニュース
NECソフトは、SIおよびソフトウェアのユーザーエクスペリエンス(UX)向上を図り、より良い製品・サービスを提供すべく、同社VALWAYテクノロジーセンター内に「UXイノベーション戦略室」を新設した。
NECソフトは2014年1月6日、「使いやすいソフトウェアの開発」「新しいユーザーインタフェースの開発」「これまでにない新規サービスの提供」をテーマに、研究開発活動を行っている同社VALWAYテクノロジーセンター内に、「UXイノベーション戦略室」を新設したことを発表した。
UXイノベーション戦略室では、「ユーザーエクスペリエンス(UX:User Experience)」の向上を図り、より使いやすい製品・サービスを提供することを目指し、「開発プロセスへの組み込みと体制づくり」「最先端技術の具現化」の2つを活動内容として掲げている。
具体的には、自社SIおよびソフトウェア開発プロセス標準へのUXプロセスの組み込みと体系化、その適用推進のための全社的な組織体制づくり、実案件のOJTを通じたUXエンジニアの育成強化を行う。さらに、スマートデバイスやジェスチャー、拡張現実(AR:Augmented Reality)技術、3D表示技術などの最先端技術を、現場業務を熟知したUXエンジニアが利用者視点で具現化していくという。こうした活動を通じ、より使いやすく魅力的な製品・サービスを実現し、提供することで、顧客満足度の向上および業務効率の抜本的な改善に貢献することを目指す。
また、UXイノベーション戦略室は、NECグループ各社との研究開発や連携活動なども推し進め、グループ全体としてもUX推進活動を強化していきたい考えだ。
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