スマート化を支えるのは「組み込みLinux」――創業30周年を前にリネオが「全部見せます!」:ET2013 開催直前情報
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展」において、来年(2014年)創業30周年を迎えるリネオソリューションズは、組み込みソフトウェア製品・サービスの全てを事例やデモで披露するという。
2013年11月20〜22日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(以下、ET2013)」が開催される。
ET2013の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2013の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。
さて本稿では、来年(2014年)創業30周年を迎えるリネオソリューションズ(リネオ)の展示内容について紹介する。長野県に拠点を置くリネオは1984年の創業以来、組み込みソフトウェア開発を中心に手掛け、“組み込みLinux”の分野では製品・サービスにおいて、業界の先駆的存在として知られている。30周年の節目を前に、どんな展示を見せてくれるのか?
組み込み製品とサービスの全てを見てほしい
リネオがET2013のテーマとして掲げるのは、ずばり「製品とサービスの全てを見せる」だ。
同社は、2012年後半から社会・産業界に大きな変化が生じているのを感じ、今後、それが組み込み業界全体に波及して、大きな変革が巻き起こることに期待を寄せている。今回のブーステーマには、折しも来年30周年を迎えるに当たり、1つの区切りをつけつつ、その変革の波に乗り、さらに先に進もうとするリネオの技術・製品・サービスの全てを見てほしいとの思いが込められている。
ET2013のリネオ・ブースでの具体的な展示は次の通り。さまざまなSoC対応や製品への採用が進むLinux高速起動ソリューション「Warp!!」では、製品の一部の紹介と最新機能のデモを予定する。開発環境「Lineo uLinux ELITE」では、新しいSoCへの対応と三菱電機のC言語コントローラをはじめとした提携パートナー製品への対応拡大を紹介。さらに、見える化ツール「Vzet」では使い勝手を大幅に向上する新機能や、新たに提供を開始するサービスをアピールする。また、前回のET2012同様、「LiNeOS(Lineo Newsoft One-stop Solution)」の提携パートナーである台湾NewSoft Technologyの最新事例も見せる。もちろん、同社ならではの取り組みとして、Linuxを製品に組み込もうとしている開発者のための相談コーナー「これりなコンシェルジュ」もブース内に用意。同社の技術者がさまざまな疑問や不明点に直接答えてくれるそうだ。
現在、リネオは、ET2013の大きなテーマの1つである「スマート分野(スマートエネルギー、スマートヘルスケア、スマートアグリなど)」に注目している。既に、スマートヘルスケアやオートモーティブ関連機器では実績を重ねており、これらで培った技術やノウハウを、アグリやファクトリーに拡張しようとしているそうだ。当然、“スマート化”を実現するには、これまで以上にさまざまな技術の集積が必要とされるが、同社では「Linuxがその基盤を支える重要なテクノロジーだ」とし、さらにニーズが高まるものと考えている。
Embedded Technology 2013/組込み総合技術展(ET2013)
会期 | 2013年11月20日(水)〜22日(金) |
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時間 | 10:00〜17:00(21日(木)のみ18:00終了) |
会場 | パシフィコ横浜 |
リネオソリューションズ/共同出展:NewSoft Technology・ブースNo. | E-02 |
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