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いよいよiPhoneケースの3次元モデル、完成!パーソナル3次元プリンタ入門(7)(1/3 ページ)

iPhoneケースの3次元モデリング編のフィナーレ。カメラやフラッシュの逃げを入れたり、デザインを加えたりしていく。

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*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***


 前回はiPhoneケースの側面部分の形状を完成させました。今回は、ケース底面の形状を作成して、仕上げを行っていきます。

 モデリングの寸法単位は全て「mm」「°」とします。

ビュー表示の操作

画面の移動(パン):右ボタンを押しながらドラッグ

拡大・縮小(ズーム):中央のホイールを回転

回転:中央のホイール(またはボタン)を押しながらドラッグ




前回はここまで

ケース底面にカメラ・フラッシュ用の穴を開ける

 まずiPhone5の背面カメラとフラッシュの逃げとなる穴を開けます。iPhone5の図面を見て、カメラとフラッシュ中心位置と大きさを確認してから、モデリング作業を行いましょう。

 「Modeling」タブから「ワークプレーン」を選び、名前に「w4」が入力されていることを確認し、ダイアログボックスの「位置定義」から「面に並行」を選択、ケース底面の内側をクリックして、「了解」ボタンをクリックして終了します。新規の「ワークプレーンw4」が作成されました。


新規ワークプレーンw4を作成

 見やすいように「ビュー」タブで「ビュー設定」をクリックし、ワークプレーンw4を垂直上から見た視点にします。


アクティブなワークプレーンw4を垂直上にビューを設定

 次に、穴の形状となるプロファイルを作成していきましょう。まず下書き線で、カメラとフラッシュの中心点を定義します。「Modeling」タブから「無限下書き線:2点」を選択。


無限下書き線:2点を選ぶ

 ケース上のエッジがハイライトされた状態で右クリックし、ポップアップするコンテキストメニューから「相対距離」を選択。「8.55」を入力し、角度は「0」にします。

 同様に、右側のエッジから「10.78」「20.43」の位置に縦の下書き線を追加してください。ここまでできたら、「了解」ボタンをクリックします。下書き線の右の交点がカメラ中心、左側がフラッシュの中心です。


右の交点がカメラ中心、左側がフラッシュの中心

 定義したカメラ、フラッシュの中心から距離を保つように、長方形のプロファイルを作成していきます。「Modeling」タブから「長方形」を選択。左の交点にフォーカスされた状態で右クリックし、コンテキストメニューから「相対距離」を選択します。

 Tabキーで入力欄を切り替えながら縦に「4」、横に「3」を入力します。


左下の点を設定

 同様の操作で右の交点から縦「4」、横「4」の点に長方形の右上を設定し、「了解」ボタンをクリックして長方形の作成を終了します。


長方形、右上の線を設定

 最後に長方形の4角にフィレット(角R)を付けます。「Modeling」タブから「フィレット」を選択し、4角の点をそれぞれ選択し、ポップアップダイアログに半径「1」を入力し全ての角にフィレットを設定しましょう。

 これでプロファイルの作成は終了です。


角Rを付けてプロファイルの作成終了

 プロファイルが出来たら、パンチで穴を開けます。「Modeling」タブの「削除」内にある「パンチ」を選択します。


パンチを選択

 ケース底面に穴が開けられていることを確認して「了解」ボタンをクリックして、終了します。


パンチで穴を開ける

 以上でカメラ、フラッシュ部分の穴開けは終了です。ワークプレーンw4は非表示にしておきます。

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