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親子で楽しむ夏休み自由研究――2つのLEDで「アニメシアター」を作ろう!アイデア・ハック!! Arduinoで遊ぼう(2)(2/4 ページ)

頭の中のアイデアを「Arduino(アルドゥイーノ)」で実現。筆者と一緒にモノづくりの喜びや難しさを体験・体感してみよう。第2回のテーマは“子どもと一緒に楽しめる電子工作”。夏休みの自由研究に最適な「2コマアニメシアター」を制作するぞ!!

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LEDとスイッチは、電子工作の基本!

 それでは、2個のLEDとタクトスイッチ(スイッチ)を使って、2コマアニメを作りましょう! まずは、回路図です(画像6)。


2コマアニメの回路図
画像6 「2コマアニメ」の回路図。タクトスイッチは2番ピンに負論理で接続、3番ピンが青色LED、4番ピンが橙色LEDに接続されている

 ここで、今回使用している部品について簡単に説明します。

 LEDには、極性がありますのでプラスとマイナスを間違えないように注意してください。リードの長い方がプラス(「A:アノード」とも呼ぶ)、短い方がマイナス(「K:カソード」とも呼ぶ)です。リードを切ってしまったときは、LEDの形状を確認しましょう。円筒の根元が平らになっている方がマイナスになります(画像7)。

LEDの極性を見分ける
画像7 「LED」の極性を見分ける。ちなみにLEDにはいろいろな形状がある。今回は、橙色LEDのような平らになっているものを選ぶと光りが拡散して、いい感じになる

 スイッチの裏側を見ると、浅い溝があるのを確認できます。溝の方向にあるリードはつながっていますが、溝を挟んだリードはスイッチを押したときにだけ接続されます。部品を取り付ける際、溝の縦方向がブレッドボードの縦ラインに沿うように配置します(画像8)。

タクトスイッチの接続方向を見分ける
画像8 「タクトスイッチ」の接続方向を見分ける。よく見ると、縦方向が若干長いことが分かる

 抵抗には極性がありません。橙色LEDと青色LEDは消費電力が違うので、用いる抵抗の値がそれぞれ異なります。抵抗値は、カラーコードで読み取ります。また、手軽で間違いのない方法としては、テスターでチェックするのがオススメです(画像9画像10)。

抵抗値の読み方
画像9 抵抗値の読み方。リードとカラーコードの間隔が狭い方が、第1有効数字になる。多くの場合、右側に金色・銀色のカラーコードがくる
テスター
画像10 「テスター」で値を計れば手軽で間違いがない。ダイヤルをΩに合わせて、リードの両端にテスター棒を当てて測定する。この場合、330Ωの抵抗なので許容差は“±5%”だ

 それではブレッドボードに部品を配置してみましょう。写真だけでは分かりにくいので、便宜上ブレッドボードの穴にアドレスを付けました。Arduinoに接続するとこのようになります(画像11表2画像12)。

部品をブレッドボードに配置
画像11 部品をブレッドボードに配置。便宜上、縦横の穴にa1〜a30……j1〜j30とアドレスを振って解説する
部品の配置アドレス
表2 部品の配置アドレス。画像11の写真だけでは、どの穴にピンが挿さっているのかが分からないので、こちらの表を参照して部品を配置してほしい
部品のレイアウト
画像12 部品のレイアウト。LEDは枠で囲われている方が、アノード(足が長い方)になる。R1は抵抗330Ω(橙橙茶金)、R2は抵抗150Ω(茶緑茶金)、R3は抵抗10kΩ(茶黒橙金)である

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