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中小企業の力で投票率を上げる心技隊流「未来を創るヒント」

先日の参議院選挙の投票率の低さに、おかしらガッカリ。しかし投票率が高くないのは、今に始まったことではなかった。中小企業の力でなんとかしよう!

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編集部注:この記事は緑川賢司氏のFacebookの投稿に加筆・修正したものです。


 「参院選投票率52.61% 戦後3番目の低さ」――先日の投票結果を伝える朝日新聞の記事タイトルだ。これは低い。これで民意が反映されているといえるのかどうか不安だ。……そもそも毎回、そういう話になるのだけれど、一向に改善されない。

 ならば、投票率を高くするにはどうする? 民意を反映するにはどうする? これを考えなくちゃダメだ。

1.投票率を高くするには?

 「小中高から投票の経験をさせること」。選挙権を持つ親の世代が、選挙に興味がないのでは話にならない。そこで、授業の一環として、生徒たちが選挙日前の平日に、実際に立候補している議員の名前を投票する。

  • 選挙が習慣になる:12年間授業として取り組めば、イヤでもクセになるだろう。卒業後に選挙権を持つのが喜びとなるかもしれない。
  • 親世代への突き上げになる:当然、子どもは政治の知識がないので、先生や家族など周囲の大人に質問することになる。それに回答するためには、大人たちも情報を集めなければならない。
  • 各政党の候補者たちの言葉遣いが正される:候補者たちが、演説などで“何だかよく分からない言葉遣い”をするため、国民に敬遠されている。小中学生にも分かる言葉で伝えなければ、投票されなくなればよい。

2.民意を反映するには?

 選挙だけで民意を反映させるのは無理だ。選挙期間ではなくても、常に、政府や与党に対して物が言える団体の構築が必要だ。例えば、政府が無視できない経団連(日本経済団体連合会)のように。

 大手企業の集まりではなく、全企業数のうち99%以上、雇用で約7割を受け持つ中小企業・小規模事業者の言うことこそが民意だと思う。そこで、全国にある中小企業団体の意見をまとめ、1つの方向を定めよう。それにより、日本国民最大の意思決定機関ができるというこった。

おかしら、中小企業ネットワークを語る:
まだ日本を諦めない人たちへ――中小企業ネットワークの時代

 ――なんてことを考えてるのだけど、どう? ダメ?

Profile

緑川賢司(みどりかわ けんじ)

1967年横浜産の丙午世代。リストラを機に起業し、産業界的に絶滅危惧種の木型屋を10年間経営。その経験から「この先、日本経済の存続には中小企業しかない」と持論を展開。中小町工場団体「心技隊」の初代隊長を勤める。通称「おかしら」。



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