アイホンのONVIF規格対応ドアホンに、図研エルミックのミドルウェアが採用:ドアホンを常時稼働の監視カメラに
図研エルミックは、同社の通信プロトコルミドルウェア製品群がドアホン/インターホンなどの製造販売メーカーであるアイホンの最新カメラ付きドアホン/インターホン端末「IX」に採用されたことを発表した。
図研エルミックは2013年6月4日、同社の通信プロトコルミドルウェア製品群が、ドアホン/インターホンなどの製造販売メーカーであるアイホンの最新カメラ付きドアホン/インターホン端末「IX」に採用されたことを発表した(発売は同年10月)。
IXは、業界初をうたう、ONVIF(Open Network Video Interface Forum)規格対応のIPネットワーク対応テレビドアホンである。オフィス、商業施設、銀行の出入口などのセキュリティ強化を目的とした製品だ。
IXは、市販・既設されているONVIF対応の映像監視システムとの統合・連動を可能にするため、セキュリティ用ネットワークビデオ製品のための標準インタフェース規格であるONVIFを採用した。市販の映像監視システムと組み合わせることで、IXのカメラ付きドアホン端末を監視カメラとして利用できるようになり、カメラで捉えた顔画像・映像を、遠隔地で確認したり、常時録画したりできる。また、既存の映像監視システムの映像をIXのインターホン端末でモニターすることも可能になる。
IXに搭載されているONVIF対応カメラの開発には、ネットワークカメラ部の仕様とモニタリング部の仕様をライブラリ化した、図研エルミックのミドルウェア「Ze-PRO IPcam」と「Ze-PRO IPmon」が採用されている。さらに、音声制御にSIP用ミドルウェア「Ze-PRO SIP」が、音声・画像をリアルタイムに転送するRTP(Real-time Transport Protocol)のライブラリに「Ze-PRO RTP」が用いられている。
図研エルミックは、その他にもLSIのコーデック処理を最適化するためのソフトウェアのチューニングなどもサポートしているという。
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