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iPad用の3次元ビュワーソフト、ラティスがアニメーション表示機能を追加PLMニュース(1/2 ページ)

3次元CADのデータをいつでもどこでも手軽に閲覧したい、作業指示書をアニメーション表示したい、部品表と3次元CADデータを関連付けて確認したい。ラティス・テクロノジーの「iXVL Player Ver.3.0」はこのような用途を狙っている。

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 ラティス・テクノロジーは2013年3月4日、製造業向けのビュワーソフト「iXVL Player Ver.3.0」の無償配布を開始した。アップルの「App Store」からダウンロードして、「iPad」や「iPad mini」上で利用できる。同社が開発した軽量3次元データ形式「XVL」に対応する。

 新版の特徴は、iPad上で3次元データをアニメーション表示できることだ(図1)。製造現場で各部品の組み付け指示を伝える作業指示書として役立つ。部品名称と3次元形状が連動する部品表をiPadで閲覧できることになる。


図1 アニメーション対応の表示画面 作業指示コンテンツの一例。画面中央にアニメーションを再生するためのユーザーインタフェースが見える。出典:ラティス・テクロノジー

 なお、同社はiPad向けのビュワーを2種類公開している。「iXVL View」は3次元データの単純な閲覧に適する*1)。機能を限定しており、回転やパン、ズームなどの操作のみを受け付ける。今回のiXVL Playerは、iXVL Viewの機能に加えて、アニメーション表示や構成ツリーの表示、属性情報の表示などの機能を備えている。

*1) iXVL Viewはコンテンツ作成が容易だという特徴がある。後述するiXVL Publisherを使わなくても、XVL Studioから直接データを出力できる。

iPad用のコンテンツ生成ツール新版も

 iPadで閲覧する作業指示書や、部品表コンテンツを作成するためのソフトウェア「iXVL Publisher Ver.3.0」も同時に発売した*2)

*2) ライセンス料金は150万円(年間保守料金は30万円)。日本語版Windowsのうち、Windows 7(x64を含む)とWindows Vista、Windows XP SP1(Windows XP Professional x64 Editionを含む)、Windows 2000 SP3 以上で動作する。

 コンテンツを作成するためには、まず、3次元CADデータを「XVL Converter」でXVL形式に変更後、XVL編集ソフト「XVL Studio」で読み込み、組み立て工程や分解手順を定義する。その後、iXVL Publisherを用いてHTML5形式のデータを生成する。生成したデータをユーザー企業が自社サイトにアップすることで、iPadから閲覧できるようになる。

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