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学生向けSolidWorks、Facebook連携機能を追加ソリッドワークス・ジャパンの記者説明会より

SolidWorks Education Editionの新バージョンでは、熱解析や空調シミュレーションが利用でき、Facebookに3次元モデルをアップすることが可能だ。

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 ソリッドワークス・ジャパンは2012年5月11日、東京都内で記者会見を開き、学生向け設計ツールの新製品「SolidWorks Education Edition 2012-2013」について説明した。

 SolidWorks Education Edition 2012-2013は、職業訓練校も含む教育機関にSolidWorks Premium 2012のほとんどの機能(「SolidWorks Enterprise PDM」「3DVIA」以外の機能)を安価に提供する。3次元モデリングに加え、熱設計や空調シミュレーション(CAE)、環境設計機能も利用可能だ。

*実際利用ができるようになるのは、「SolidWorks 2013」が市場に出たタイミング

 ソフトウェアに加え、さまざまなレベルに応じたハンズオンプロジェクトやカリキュラムライブラリも提供する。また、CADからSNS(ソーシャルネットワークサービス)のFacebookに直接アクセスできる機能も備える。自分の作成している3次元モデルもFacebookページに投稿することが可能だ。

 SolidWorksの教育向けパッケージは、2012年第1四半期までに、日本国内で80万500ライセンス、630校以上に導入されたということだ。その内訳は、主に大学・短期大学は167校(国内の全校数の約6割)、普通科を含む高等学校は238校(国内の全校数の約4割)となっている。工業高校では2013年度から3次元CADが必修科目になることから、高等学校における導入校数がさらに増加していくことが見込まれるという。

3次元CAD教育の低年齢化

 3次元CAD教育の低年齢化で大きな問題となるのが、学生より、むしろ教員の教育となるという。日本では、自動車技術会が毎年8月に開催する「キッズエンジニア」で、小学生に3次元CADを使った設計を体験させる取り組みが実施されており、ソリッドワークス・ジャパンも2010年(第3回)から協賛してきた。ただし小学校の教育現場でSolidWorksなどの3次元CADを採用するケースはまだ実際に見られない。しかし海外では、小学校での3次元CAD採用が見られるようになってきているという。

 3次元CAD教育の低年齢化で大きな問題となるのが、教育を受ける学生よりも、教育する側の教員である。工学系を専攻してきた教員であっても機械系であるとは限らない(化学系など)ことや、機械系であっても若い頃に3次元CADに親んでこなかったことなどがネックとなり得る。同社は、教育機関の教員に対するサポートも実施してきたが、今後は工学的なバックグラウンドを持たない教員の3次元CAD教育をいかに実施するか、あるいはどのようにそのモチベーションを高めるかが大きな課題になってくるとしている。

ユーザー校視察を実施

 ソリッドワークス・ジャパンは、SolidWorksユーザーである早稲田大学、東京工業大学の2校の視察を実施した。両校は、入学後の早い段階から3次元CADを使う教育を学生に実施している。特に東京工業大学は、入学したての1回生からCAEを体験させている。同社が視察したときには、翼(よく)の構造解析をしていたということだ。学生は材料工学などの座学は未習得の状態なので、その解析や設計は成り立っていなかったという。しかし、理論が誤っていたとしても、「まずは体験させること」が大事だとしている。

 理工学系の学生が最初に習う座学の授業は難解かつ退屈になりがちで、中途でドロップアウトする学生が増える傾向にある。そのような状況下で、学生たちの機械工学へ興味を高めるため、まずは直感的にその世界を体験してもらい、理論は後から覚えてもらうという試みということだ。


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