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フリースケールがロボットカー競技会を国内開催、優勝チームは世界大会へ全世界で1万5000人の大学生が参加(2/2 ページ)

全世界で約1万5000人の大学生が参加するロボットカー競技会「フリースケール・カップ」の国内大会開催が決まった。優勝チームは、各国代表と世界一を争うチャンピオン大会に出場する。

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20チーム前後の参加を予定

 フリースケール・カップの第1回国内大会の詳細は2012年2月中に発表される予定。北海道から沖縄まで、組み込みシステムでトップランクの技術力を持つ大学から、20チーム前後の参加を計画している。また、「優秀な技術者を育成している高等専門学校(高専)からも数チームの参加を検討している」(ユーゼ氏)という。

 同年4月には、全参加チームに標準キットを無償で配布する。開発期間は8月末までの約5カ月となっている。同期間中には、フリースケールの技術者によるトレーニングやサポートも提供される。その後、9月の予選を勝ち抜いた上位5チームにより、10月のフリースケールの顧客向けイベント「Freescale Technology Forum Japan」で優勝チームを決定する。そして優勝チームは、2013年6月に米国テキサス州サンアントニオで開催される世界大会に、日本代表として参加することになる。

「フリースケール・カップ」第1回国内大会のスケジュール
「フリースケール・カップ」第1回国内大会のスケジュール

ユーゼ氏と「フリースケール・カップ」の組み立て済み標準キット
ユーゼ氏が手にしているのが「フリースケール・カップ」の組み立て済み標準キットである。

 ユーゼ氏は、「当社は、顧客や開発パトーナーを含めた“OGT(One Great Team)”全員がメリットを得られるようなWin-Winのサイクルを作り上げる必要があると考えている。このOGTに、自動車技術の未来を担うであろう国内の大学生にも加わってもらいたい。そのために、フリースケール・カップの国内大会の開催を決めた。そして、フリースケール・カップを通じて、国内の自動車技術の発展にも貢献したい」と強調する。

 さらに同氏は、「2012年の国内大会の参加チーム数は20程度になるが、2013年には50以上、2014年には100以上と開催規模を拡大する計画だ。ぜひとも日本から世界チャンピオンを輩出したい」とも述べている。

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