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ダイレクトパーツマークでも自動制御で最適読み取りできる工業用バーコードリーダー:製造ITニュース
工業用バーコードリーダー「DataMan」シリーズに新製品が登場。初期設定や対象物ごとのチューニングが自動化されており、作業者に依存せず誰でも扱えるのが特徴だ。
コグネックスは2012年2月6日から同社の工業用バーコードリーダー「DataMan」シリーズの最新モデル「DataMan 300」(標準解像度モデル)と「DataMan 302」(高解像度モデル)の2種の受注を開始する。
同製品は、独自の画像認識アルゴリズム「2DMax+」「1DMax+」を搭載しており、レンズにはリキッドレンズを採用している。MCProtocol、Ethernet I/P、PROFINETなどの工業用ネットワークプロトコルにも対応する。
一般に、反射などの影響を受けるために画像認識による読み取りが難しいとされる金属、ガラス、樹脂などの場合でも、設備や設定を変更せずに読み取れるオートチューニング機能も搭載される。これにより、読み取り対象の材質を意識せずに同じ読み取り機器で作業を進められるようになる。
オートチューニング機能では、画像読み取り時に、内蔵モジュラ照明や外部照明オプションを自動制御する。こうした自動化により、セットアップ作業に掛かる作業負荷が減る。設定時も、「インテリジェントチューニング機能」を使った自動設定が可能なため、複雑な初期設定は不要だ。
同社では、自動車産業や電子部品製造に使用される通常サイズ(10mm角前後)のDPMなら標準解像度モデルが、液晶・太陽電池製造で使用される小型部品の極小DPMの読み取りなら高解像度モデルが最適だとしている。
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