NECとWebrootがモバイルセキュリティ対策領域で提携、「NEC Mobile Security Pro」を共同開発:クラウド型統合セキュリティ対策ソリューション
NECと米Webrootは、Androidを搭載したスマートフォンやタブレット端末向けのセキュリティ対策機能をワンパッケージ化した統合ソリューションを共同開発。クラウドサービスとして通信事業者に提供する。2月には個人向けのセキュリティ対策ソリューションの販売を予定する他、iOSのサポート、他言語対応も進める。
NECと米Webrootは、スマートフォンおよびタブレット端末向けのセキュリティ対策領域で提携し、共同開発したセキュリティ関連機能(ウイルス対策機能や端末管理機能など)をパッケージ化したソリューション「NEC Mobile Security Pro」の発売を2012年1月12日より開始する。同ソリューションは、NECが通信事業者向けに販売する他、Webrootの販売チャネルも活用したグローバル展開も狙っている。
個人・企業を問わず、スマートフォン/タブレット端末の利用が急速に増加している中、特に企業利用においては、セキュリティを確保した快適で安全・安心なモバイル環境の早急かつ効率的な整備が重要な課題となっている。
同ソリューションは、NECのモバイルデバイスマネジメントソフトウェア「NC7000-DM Lite」、SI/サービス、クラウドインフラと、Webrootのモバイル端末向けマルウェア対策ソリューション「Webroot SecureAnywhere Mobile Premier」をパッケージ化し、クラウドサービスとして提供するもの。対応言語は、日本語と英語。Android 2.2以上をサポートし、想定される対象規模はAndroid搭載端末1000台以上としている。なお、他言語対応およびiOS対応も順次予定しているという。
以下、NEC Mobile Security Proの特長を示す(セキュリティ機能の詳細は製品ページを参照のこと)。
- ウイルス対策や端末管理などセキュリティ関連機能のワンパッケージ化
ワンパッケージ化した機能をクラウド型サービスで提供することで、従来に比べ、サービス提供までのコストと時間を削減し、スマートなメンテナンス環境を実現 - 遠隔操作とアプリケーション管理機能
紛失や盗難時に備えたロックや初期化などのセキュリティ機能や、不正な端末利用を抑止するための搭載アプリケーション管理機能などにより、スマートフォンを活用した業務をサポート - ウイルスやマルウェアなどインターネットセキュリティ対策への対応
端末への負荷を抑えつつ、マルウェアのダウンロード検知とブロックを実現。さらに、URLフィルタリングカバー数、2億8千万分類を有するセキュアブラウズ機能により危険なサイトへのアクセスを防止
なお、2月には個人向けのセキュリティ対策ソリューションとして「NEC Mobile Security」の販売(Android Marketにてダウンロード販売)も予定している。
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