R-Mobile A1をいち早く評価できる「Armadillo-800 EVA」:シリーズ10周年!! 次世代Armadillo登場
Armadilloの最新版はルネサス モバイルの「R-Mobile A1」を採用。PowerVR搭載でAndroidベースのフルハイビジョンデジタルサイネージシステム開発も可能に。
アットマークテクノは2011年11月10日、ルネサス モバイルの最新アプリケーションプロセッサ「R-Monile A1」を搭載した評価ボード「Armadillo-800 EVA」を発表した。価格は9万9750円(税込)で、2011年12月出荷予定となっている。
ARM Coretex-A9(800MHz、NEON対応)搭載のR-Mobile A1を採用し、グラフィックスアクセラレータには、フルハイビジョン(1920×1080ピクセル)の画像処理が可能なPowerVR SGXを搭載している。PowerVRはAndroidの3D画像で用いられるOpenGLなどの処理に適しており、Armadillo-800 EVAを利用したAndroid端末開発にも有効だとしている。
同評価ボードには、HDMI端子(フルハイビジョン出力対応)、カメラモジュール(3.1Mピクセル)、5インチ静電容量方式タッチパネルLCD(800×480ピクセル)、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)モジュールなどが標準で搭載されている。OSはユーザー向けにLinuxベースのカスタムパッケージを標準で提供する。このため、デバイスドライバなどを別途開発する必要なく、最新ボードの評価を進められるのが利点だ。
また、同社は同評価ボードをベースとした量産対応向けの組み込みプラットフォーム「Armadillo-800シリーズ」の発売を2012年夏以降に予定している。デジタルサイネージ向けモデル、高機能カメラ対応モデル、ポータブル機器向けLCDタッチパネル対応モデルなどをラインアップする計画だ。今回発表したArmadillo-800 EVAは、これらに先行して機能や性能の評価を行うことで、量産化を短期間で実現してもらう狙いもある。
同社は、発売に先立ち、2011年11月16〜18日に開催される「Embedded Technology 2011」でArmadillo-800 EVAの展示・デモを行う(ブース番号:E-02)。
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