趣味の切削加工は甘くない!? iModela体験記:3次元って、面白っ! 〜操さんの3次元CAD考〜(8)(2/3 ページ)
7万5000円とお手頃価格の「iModela」で切削加工を体験してみた。「お気軽に使える」と思っていた人は、買う前にご一読を。
さて、次はいよいよiModelaでの作業です。まずは、材料を固定するために、材料の下側に両面テープを付けます。ちなみに、この材料はケミカルウッドです。
次に、材料の上面に対角線を2本引いて、原点をセットするための目印にします。
そしてワークのほぼ中央に材料をセットします。この材料は、ほぼワークと同じくらいのサイズなので、周囲の余り具合が均等になるように見ながら、ワーク中心にセットしました。
材料がセットできたら、今度は材料を動かしながら、先ほど上面に付けた対角線の交点を目印に、XYの原点となる位置に刃を持ってきます。ただし、この移動はあくまでも目分量でやっているので、若干ズレが出るのは致し方がないようです。
後は、刃の出し具合を調整しながら原点のZを定義します。
先ほどSRP Playerで作成したパスのファイルを読み込んだら、いよいよ待望の切削開始です。まずは、荒取りの最初の工程のファイルを読み込んでスタート! 早速切粉が飛んで、“削っている感”満点です。
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
動画2 荒取り加工
さて、「後は荒取り加工が終わるまで、別の仕事をしていればいいや〜」とのんびり構えておりました。実際に、すぐそばで削っている音を聞き、時々のぞきにいって掃除機で切粉を吸い出します。ひたすらこれを繰り返していましたが、そんなときに、急に音が静かに……。でも、加工はまだ終わっていない模様……。
何が起きたのか? 早速ダムダムボーイさんと一緒に、のぞきにいくと……。
あ、これは……、失敗しましたねぇ……。
……とさり気なく、つぶやくダムダムボーイさん。
えっ、え〜……、じゃあ、どうするの?
刃物が空振りしてますー。すぐに止めて、パスを出し直して、刃の出し具合を調整しましょう。
「よくある出来事」といった感じに、ダムダムボーイさんは実に手なれた様子で作業開始。iModelaはワークが小さいだけに、ダムダムボーイさんでさえもやりにくいらしいです。やっぱり、ワークは大きい方がいいのは確かみたい……。
というわけで、こんな感じで残りの部分のバスを再度出して、あらためて加工開始。
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