Androidのアプリケーションコンポーネンツ:Android技術者認定試験「ACE」ドリル(6)(1/2 ページ)
今回は、Androidのアプリケーション・フレームワークが持つコンポーネント群「アプリケーションコンポーネンツ」について。ACE対策としてだけでなく、Androidアプリ開発をする上でも必須知識となるのでしっかりと理解しておこう。
本連載「Android技術者認定試験『ACE』ドリル」もいよいよ中盤戦を迎えます。6回目となる今回は、最重要事項である「アプリケーションコンポーネンツ」についてです。
アプリケーションコンポーネンツとは、Androidのアプリケーション・フレームワークが持つコンポーネント群となります。具体的には、以下に掲げる主要な5つのコンポーネントが、ACEの出題対象となっています(注1)。
- Intent
- Activity
- Content Providers
- Service
- BroadcastReceiver
また、この5つのコンポーネントの理解はACEの枠を超えて、Androidアプリケーションを開発する上で必須の知識となります。今回の内容で5つのコンポーネントが、どのような機能を保持しているのかをしっかりと理解し、ACE合格ならびにAndroidアプリケーション開発の前提知識を身に付けましょう。それでは、早速演習に入ります。
今回の演習問題
演習1:IntentとIntent Filter
演習1 Intentが実現する機能の説明として正しいものはどれか? 選択してください。
(1)バックグラウンド処理の実現
(2)コンポーネント間の非同期メッセージ
(3)各種データを他のアプリケーションと共有
(4)ユーザーインタフェースとそのロジックの実行
演習2:Activity
演習2 Activityに関する説明として、誤っているものはどれか? 選択してください。
(1)Activity上にViewを配置することで、さまざまなUIの表現を実現する
(2)Activityにはライフサイクルがあり、Activityを起動すると最初にonCreateメソッドが呼び出される
(3)Activityから別のActivityを呼び出す際はIntentを用いる
(4)Activityは状態を持ち、操作しているActivityの状態をビジブルという
演習3:Content Providers
演習3 Content Providersを独自実装する際に、実装する必要のあるメソッドとして、誤っているものはどれか? 選択してください。
(1)onCreate
(2)delete
(3)getType
(4)select
演習4:Service
演習4 Serviceに関する説明として、誤っているものはどれか? 選択してください。
(1)ServiceはIntentを用いて起動させることができる
(2)Serviceの処理が終了すると、自動的にそのインスタンスは破棄される
(3)ServiceはActivityへのbindを用いて起動させることができる
(4)Serviceは必ずAndroidManifest.xmlに登録する必要がある
演習5:BroadcastReceiver
演習5 BroadcastReceiverに関する説明として、誤っているものはどれか? 選択してください。
(1)BroadcastReceiverの処理が終了すると、自動的にそのインスタンスは破棄される
(2)BroadcastReceiverはブロードキャストされたIntentを受信する機能を持っている
(3)BroadcastReceiverからIntentを用いてActivityを起動することはできない
(4)BroadcastReceiverは暗黙的Intentを受信する機能を持っている
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.