国内2番目となる「Android City」誕生へ ――藤沢市:Android関連技術を活用した“まちづくり”
組み込み分野におけるAndroidの普及促進を目的として設立された一般社団法人 Open Embedded Software Foundationは、Android関連技術を活用した産業振興への取り組みとして展開してきた「Android City Initiative」活動に、財団法人 藤沢市産業振興財団が新たに参画したことを発表。東京・八王子市に続く国内2番目のAndroid Cityとして活動を開始する。
組み込み分野におけるAndroidの普及促進を目的として設立された一般社団法人 Open Embedded Software Foundation(以下、OESF)は2011年9月16日、Android関連技術を活用した都市産業の振興(まちづくり)への取り組みとして、同年4月より展開してきた「Android City Initiative」の活動に、湘南地域の産業振興を目指す財団法人 藤沢市産業振興財団が新たに参画したことを発表。東京・八王子市に続く国内2番目のAndroid Cityとしてその活動を開始する(関連記事)。
神奈川・藤沢市は、1999年に設立された「湘南新産業創出コンソーシアム」(運営事務局:藤沢市産業振興財団)を中心に、産学官連携の下、新産業の創出や起業家・ベンチャー企業支援、国際展開支援など、さまざまなプログラムを展開。さらに、2010年から製品開発支援として、「湘南リビングラボ」事業をスタート。ヨーロッパで主流となっているユーザーエクスペリエンス(UX)の手法を用いた、人間工学に基づく製品開発支援サービスを国家的先進プロジェクトとして実施している。
OESFでは、今後展開されていくIOT(Inter Operability Test:相互運用性試験)センターにおける検証プログラムの1つとして、湘南リビングラボ事業におけるUX検証を取り入れ、Android上で作動するソフトウェアの操作性向上を目指す取り組みを計画しているとのこと。そして、今後、OESFと藤沢市産業振興財団は、相互のノウハウを生かし、OESF会員と産学官連携の下に湘南新産業創出コンソーシアムと連携したさまざまな事業を推進していくという。
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