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ソフィアシステムズ、液晶一体型コンパクト評価プラットフォーム「Trinitas」を発表TI製DaVinci搭載

ソフィアシステムズは、TI製DaVinciデジタルメディアプロセッサ「TMS320DM8168」を搭載した、開発用プラットフォーム「Trinitas(トリニタス)」を開発し、9月下旬から順次出荷を開始すると発表した。

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 ソフィアシステムズは2011年8月8日、テキサス・インスツルメンツ(以下、TI)製DaVinciデジタルメディアプロセッサ「TMS320DM8168(ARM Cortex-A8コア 動作周波数1.2GHz/以下「DM8168」)」を搭載した、開発用プラットフォーム「Trinitas(トリニタス)」を開発し、9月下旬から順次出荷を開始すると発表した。

 製品内容は、Trinitas本体、ACアダプター、ケーブル類、CD-ROM(各種ドキュメント、BSPなど)で構成され、販売価格は29万8000円(税別)となる。

 Trinitasは、LinuxおよびAndroid 2.3(予定)の両OSをサポートし、BSPも標準提供される。ユーザーは、提供される回路図や部品表、BSPなどを基に、購入後、すぐにハードウェア/ソフトウェアの並行開発、デバッグまで行うことができ、製品開発全体の期間短縮とコスト削減を同時に実現できるという。

Trinitasの製品イメージ/搭載部品(サイズ:205×148mm予定)
図1 製品イメージ/搭載部品(サイズ:205×148mm予定)

 また、Trinitasはユーザーの要求仕様に応じて、タッチパネル液晶やオーディオ、センサーといった周辺I/Oの構成を変更することが可能で、開発段階から、最終製品に使用する各種周辺I/Oデバイス、モジュールを評価できる。その他、拡張バスとしてPCI Express(2レーン)が搭載され、市販のビデオカードやHDDカードにも対応。外部コネクタには主な信号が接続されているので、コネクタを利用したハードウェアの拡張などが可能で、電源回路についてもTIが推奨するものを採用しているという。

 Trinitasに搭載されるDM8168は、TI製C6-Integra C6A816xやSitaraプロセッサAM389xの上位互換であるので、プロセッサを載せ換えることなく、C6-IntegraやSitaraの評価・開発プラットフォームとしても活用できるとのこと。

Trinitasのブロック図
図2 Trinitasのブロック図

 Trinitasの主な販売先としては、高性能ビデオソリューション端末やタッチパネル液晶を搭載したデバイスを開発するメーカーをはじめ、ARM Cortex-A8のパフォーマンス評価、アプリケーションソフトウェアやミドルウェアなどの開発・評価、ユーザーインタフェースなどの研究・開発、営業マンによる自社製品のPR・デモなどに至るまで幅広く考えられるという。

 なお、Trinitasは同社JTAGエミュレータ「EJSCATT」に対応したJTAGコネクタが搭載されているため、EJSCATTとの組み合わせによるオンチップデバッグが可能だ。なお、TrinitasとホストPCとはUSBで接続され、USBバスパワーで動作する。

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