ウインドリバー、Androidテスト開発キット「Wind River UX Test Development Kit」を発表:テスト時間の短縮に貢献
ウインドリバーは、人間が行う操作を再現してユーザーインタフェースをテスト・検証するAndroidテスト開発キット「Wind River UX Test Development Kit」を発表した。Android端末、アプリケーション、ブラウザベースのWebコンテンツ向け自動テストスクリプトを作成することができる。
ウインドリバーは2011年7月26日(米国時間)、人間が行う操作を再現してユーザーインタフェースをテスト・検証するAndroidテスト開発キット「Wind River UX Test Development Kit」を発表した。
同製品はEclipseベースのテスト作成環境で、Android端末、アプリケーション、ブラウザベースのWebコンテンツ向け自動テストスクリプトを作成することができる。この自動テストの実行により、これまで膨大な時間をかけて行ってきた手動テストの負担を軽減し、テスト時間の短縮に貢献できるとしている。
同製品には、ブラウザ、カメラ、連絡先、メディアプレーヤー、電子メールのような標準的なAndroidアプリケーション用の抽象テストの他に、Googleマップ、Facebook、TwitterなどのAndroid Marketアプリ用のサンプルテストスクリプトが含まれている。さらに、Androidネイティブブラウザを介して、HTML5アプリケーションやWebページとやりとりするテストスクリプトを迅速に作成することも可能だという。
また、従来のユーザーインタフェーステストソリューションと異なり、同じテストスクリプトをハードウェア特性の異なるAndroid端末(スマートフォン、タブレット、その他のデバイス)に使用できるという。なお、同製品を使用して作成したテストスクリプトは、同社のAndroid端末向けソフトウェアテスト自動化ソリューション「Wind River Framework for Automated Software Testing(FAST)for Android」により管理され、自動実行される。
同製品の発表に関し、同社 モバイルLinuxテスト部門 ジェネラル・マネージャーのクリスティーナ・シーガル氏は次のようにコメントを寄せる。「UX Test Development Kitのテストは、異なるハードウェア構成やソフトウェアバージョンで再利用できるため、新しいユースケース用テストスクリプトを作成する手間を70%削減できます。開発者はソフトウェアテスト時に人間の挙動を模倣する自動テストを利用することで、テストサイクルと市場投入までの時間を大幅に短縮できます」(プレスリリースより一部抜粋)。
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