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ラジオ放送も太陽光で、NHKが国内最大級の放送局に2MWの設備を導入スマートグリッド

大規模太陽光発電システムは遮蔽物の少ない平坦な敷地に導入しやすい。NHKはこのような条件を満たすラジオ放送所へのシステム導入を決めた。放送に必要な全ての電力を供給できるという。

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 日本放送協会(NHK)は2011年6月2日、国内最大級のラジオ放送所である「菖蒲久喜ラジオ放送所」(埼玉県久喜市)の所内に2MW級の太陽光発電システムを導入すると発表した(図1)。

 同放送所は国内の総世帯の4割に相当する2000万世帯をカバーする。放送エリアは関東地方を中心に宮城県の一部から愛知県の一部にまたがる。

 同放送所の敷地面積は約9万5000坪(31万3121m2)に及び、日照を遮る建物などがほとんどない。このため、太陽光発電システムの導入に適している。

 システム導入は2年間にわたって進める。まず、2011年度末までに1MWの太陽光発電システムを導入し、放送所で必要な電力の50%をまかなう。2012年度末には合計2MWの導入を終え、日中の最大発電時には必要な電力を全て太陽光発電でまかなう予定だ。

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図1 NHKの菖蒲久喜ラジオ放送所 図右がNHKラジオ放送第1(R1、594KHz)用の出力300kWのアンテナ、図左が同第2(R2、693KHz)用の出力500kWのアンテナである。いずれも200mを超える高さがある。導入する太陽電池モジュールの種類や納入メーカーは未定である。

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