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【人とくるま展】バックガイド機能を組み込んだ車載カメラモジュール

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 アイシン精機は、『人とくるまのテクノロジー展2011』(2011年5月18日〜20日)において、バックガイド機能を組み込んだ車載カメラモジュールを披露した(写真1)。2012年に量産を開始する予定だ。

 車両後方に設置した車載カメラの映像をカーナビゲーションシステムなどのディスプレイに表示するシステムとして、バックモニターが知られている。バックガイド機能は、このバックモニターの機能の1つであり、車両後方の映像上に、車幅をそのまま延長した線とドライバーのステアリング操作から予想される進路線をオーバーレイ表示する。この機能を活用することで、ドライバーは駐車をより円滑に行えるようになる。

写真1 バックガイド機能付き車載カメラモジュール
写真1 バックガイド機能付き車載カメラモジュール 

 同社の従来のバックモニターは、CCDセンサーを用いた車載カメラモジュールとバックガイド機能を実現する描画ECU(電子制御ユニット)を組み合わせて実現していた。一方、今回展示した車載カメラモジュールでは、同モジュールが内蔵するマイコン上で描画ソフトウエアを実行することにより、バックガイド機能を実現している。シフトやステアリングの操作信号を伝送するのに用いるCAN(Controller Area Network)インターフェースも搭載している。アイシン精機は、「設置面積が1インチ(2.54cm)角のカメラモジュールに、描画ECUの機能を一体化するとともにコスト低減も果たせた」としている。

 なお、撮像素子は、従来のバックモニターで用いていたCCDセンサーに替えてCMOSセンサーを採用した。画素数は25万画素である。

(朴 尚洙)

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