ニュース
家電の消費電力をスマートフォンで監視、個人向け「ケーブル」が発売:スマートグリッド
家電の消費電力を遠隔地から監視できる機器の出荷が始まった。ゲートウェイ機器と組み合わせることで、最大200個程度の機器の消費電力をスマートフォンなどで表示、記録できる。
ユナイテッドコミュニケーションサービスは、2010年4月5日、家庭用電気製品の消費電力をスマートフォンやPCなどから遠隔監視するためのケーブル状の機器「エコスイッチA(UCSW-1120)」の出荷を開始した(図1)。電気製品とコンセントの間に接続して利用する。
最大消費電力が1500W以下の機器の監視に使える。リアルタイムの積算消費電力を計測できる。待機電力の計測も可能。消費電力の計測の他、機器の電源を遠隔地から切断、接続できる。
エコスイッチAをインターネットに接続するために、ゲートウェイ機器「コントローラゲートウェイ」(図2)が1台必要。コントローラゲートウェイ1台当たり、232個のエコスイッチAと無線接続できる。
エコスイッチAとコントローラゲートウェイは、米国のZensysとZ-Wave Allianceが開発した900MHz帯で動作する家庭用無線ネットワークプロトコル「Z-Wave」を用いて無線通信する。Z-Waveは長時間、低電力で動作する機器に向くという。
変更履歴:図1でエコスイッチAの価格を「5400円」としましたが、正しくは「5400円から」でした。お詫びして訂正いたします。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.