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兼松エレ、中国で設計アウトソーシングなどを展開へ:PLMシステム構築支援も
兼松エレが兼松電子(成都)有限公司の営業を開始。設計開発のアウトソーシングや日系企業の中国進出支援を推進する
兼松エレクトロニクスは2010年12月1日から中国現地法人である兼松電子(成都)有限公司の営業を開始する。場所は成都市内。今後、営業拠点を上海、北京、大連、広州にも広げる予定。2013年度までに約40人の人員を置くとしている。
中国法人の主要な業務内容は以下5点。
- 日系製造業向けLSIなどの設計委託サービス事業
- SI事業
- 日中連携ソリューション事業
- クラウドサービス事業
- グローバルマネジメントサービス
設計委託サービスでは、中国国内の人材を活用しながら、日本企業の要求する品質をクリアする内容を提供するとしている。この部門では、まずはLSI設計を中心に受託し、今後は自動車・電機製造業向けに機械設計の支援サービスも展開する予定としている。また、SI事業では現地のITインフラの状況を加味したシステム構築提案を行っていく。
日中連携ソリューション事業としては、現地法人と日本国内の本社機能を連携するソリューション提供のほか、CATIAなどの3次元CADを軸にしたPLMシステムの構築支援も行う。
クラウドサービスではまずSCMやEDI機能を提供するとしており、今後バックオフィス系システムのクラウド提供も視野に活動を行う。また、グローバルマネジメントサービスでは、コンサルティングファームとも連携して、M&Aなどを含む効果的なグローバル経営戦略の支援を行っていくとしている。
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