TDKは、『CEATEC JAPAN 2010』(2010年10月5日〜9日)において、出力が3kWのハイブリッド車(HEV)用DC-DCコンバータを展示した(写真1)。
同社は2008年から、本田技研工業のHEV「インサイト」や「CR-Z」向けにDC-DCコンバータを供給している。今回の展示品は、高出力を要求する欧米市場向けに、従来品と比べて出力が約1.5倍となる3kWまで高められている。サイズは、375mm×250mm×64mm。重量は5kgである。
また、高温になるエンジンルーム内に取り付けることを前提に開発されたため、冷却方式は水冷となっている。インサイトとCR-Z向けの製品では空冷だった。ほかにも、エンジンルーム内で発生する振動に対応するための対策も施されている。
(朴 尚洙)
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