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RFID製造ライン監視・管理、モバイル管理のいま:第21回 設計・製造ソリューション展レポート(4)(1/2 ページ)
2010年6月23日から25日までの3日間、東京ビッグサイトにて「第21回 設計・製造ソリューション展(以下、DMS展)」が開催された。製造ライン監視・管理ソリューションを中心に紹介する。
RECO-Viewは印刷サーバ連携も
リコーが展示していたのは、UHF帯RFIDを利用した組み付けミス防止の取り組みだ。
「RFIDタグ用のカードにもさまざまな素材がありますが当社システムで利用しているのは、数千回の書き換えと再利用に耐えられる固めの素材」(説明員)
デモ出展していたのは、2010年4月に発売されたばかりの「RECO-View RFタグ UH85200-HI721A」と、専用リライタブルプリンタ「RP-K8520UHC-5C3」だ。
RFIDタグには、UHF帯RFID国際規格ISO/IEC 18000-6 Type C規格、およびセキュアRFIDプロトコルに対応する「μ-Chip Hibiki」を採用している。
リコーRECO-Viewシリーズ自体は再利用可能なRFIDとして2003年に発売されている。しかし、過去のRECO Viewには1つ難点があった。従来品では、導入に際してはSDKベースでの開発が必要であったため、変更が発生する都度、開発コスト・工数が必要となっていた。
そこで、今回のRECO-Viewでは、RFID IO Connect Hub Iという、RECO-View対応プリンタとシステムの連携を容易にするRFIDタグ印刷サーバが提供されることになった(2010年6月17日発表)。今回のデモでもプリンタが展示されている。
ブースのデモでは、リコー社内で実施しているRFIDを利用した組み付け工程ミス防止の仕組みも併せて披露された(写真上)。通過するタグの種類ごとに対応する部品ケースのみが開く。写真下がRECO-Viewプリンタ
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